Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

デジタルカメラとレンズ付きフィルム

はてなブックマークで紹介されていたhttp://d.hatena.ne.jp/legnum/20071101/1193897741の「いつになったらデジカメは写ルンですを超えるのか問題 - CROOK」とhttp://d.hatena.ne.jp/nuffy/20071106/1194337410の『なかなか難しい「いつになったらデジカメは写ルンですを超えるのか問題」 - 日々の弥縫録』で扱われている話題に関して。

デジタルカメラでシャッターを押してから実際に撮影されるタイムラグが大きいことは前から言われていたようです。例えばhttp://pchansblog.exblog.jp/2983480/の「【匠のデジタル工房・玄人専科】 初級編:シャッタータイムラグとシャッター速度」では、こんな感じでカメラの種類による撮影までの早い遅いを分類しています。

実際には個々のカメラの性能に依存するが、だいたい種類によって以下のようになる。

速い:写ルンですレンズ付きフィルム)、特殊一眼レフ(ペリクルミラー)
↑↑:レンジファインダーカメラ
↑↑:MF高級一眼レフ
普通:AF/デジタル高級一眼レフ、MF普及一眼レフ、高級コンパクト
↓↓:AF/デジタル中級一眼レフ
↓↓:AF/デジタル普及一眼レフ、高級コンパクトデジカメ
遅い:コンパクトデジタルカメラ

http://pchansblog.exblog.jp/2983480/


デジタルカメラで撮影までのタイムラグを短くする方法として、通常の動作速度を改善することによるスピードアップ以外にもデジカメならではの方法で撮影時間をマイナスにすることも出来る物についてもhttp://trendy.nikkeibp.co.jp/article/tec/camera/20021107/102649/の「デジカメの泣き所、撮影時のタイムラグって? - 日経トレンディネット」に書かれています。

 富士写真フイルムの「FinePix F401」はシャッターを押しつづけている間中、0.3秒間隔で画像が一時的に記録され、シャッターを離した瞬間から過去にさかのぼった4カットが写真として残るサイクル連写という珍しい機能を搭載しています。 三洋電機の「DSC-MZ3」の連写も、似たような方法でシャッターを押した瞬間から最短間隔0.06秒で記録できます。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/tec/camera/20021107/102649/


連射機能のあるデジカメならば、少し早いタイミングから撮影することで似たようなことも出来そうな気がします。ただ連射時はフラッシュを使えないというデメリットもあります。


露出については、フィルムの方がCCDよりも適正範囲が広いのも確かでしょう。その上、データをjpgなどに圧縮することでさらに範囲が狭められます。RAWモードのように非圧縮で保存すると補正もしやすいのでしょうが、データ量はかなり多くなってしまいます。露出を変えながら複数枚撮影する機能があるデジカメもあるようです。
参考 http://www.ricoh.co.jp/dc/capliolife/knowledge/basic/autobracket/whats.html 「オートブラケット 知る - Caplio Life Ricoh Japan」


その他、フィルムの現像やプリント時にデジタル化してCDにすることも出来るので、費用はかかりますがフィルムカメラでもデジカメ同様かそれ以上のデジタルデータを得ることができます。また、デジカメを便利に使うにはパソコンが必要になるので、パソコンを持っていない人や得意で無い人にとってはデジカメの利便性があまり生かせないのかも。データの保存にもパソコンは必要です。
パソコン不要でデジカメから直接プリントできるプリンターなども多く出ていますがこういったものが出てくる背景には、パソコンが得意で無いユーザーが多いということがあるのではないでしょうか。パソコンよりもカメラの方が普及率は高いだろうし。


なんとなく関連
http://portal.nifty.com/2007/11/06/b/ @niftyデイリーポータルZ:デイリーの原稿、紙で出すとしたら