Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

赤い太陽

http://d.hatena.ne.jp/trivial/20071212/1197388515の「誰が見ようが赤は赤、色に違いはありはせぬ - 一本足の蛸」に関して。

  • あなたが見ている赤と私が見ている赤が同じだという保証はどこにもない。
  • あなたが見ている四角と私が見ている四角が同じだという保証はどこにもない。
http://d.hatena.ne.jp/trivial/20071212/1197388515

こんなのはどうでしょう。

  • あなたが言っている気の置けない人と私の言っている気の置けない人が同じだという保証はどこにもない。
  • あなたが言っている役不足と私の言っている役不足が同じだという保証はどこにもない。
  • あなたが言っている確信犯と私の言っている確信犯が同じだという保証はどこにもない。

ある言葉の意味を異なって解釈することはわりと多いのではないでしょうか。具体的な直接示すことができるものでは少なそうですが、無いとも限りません。
ある人が、赤いリンゴを指し示して「このリンゴは赤い。」といったのを見た「赤い」という言葉をしらない人は、「赤い」という意味を理解できるでしょうか? 「赤い」というのがリンゴを形容する何かだということがわかったとしても色ではなく形かもしれないし、味かもしれません。「赤い」をリンゴの形だと解釈した場合に、青リンゴをみて「赤いリンゴがある。」と言うかもしれません。複数の「赤いもの」と「赤くない」ものに対して、「これは赤い」とか「これは赤くない」という説明から共通するものを発見することで、ようやく「赤い」ということの意味をある程度理解できるのではないでしょうか。

比較的単純な「赤い」という言葉の意味を理解して共通認識を得ることも、それほど簡単でもないとするともう少し複雑な言葉の場合はもっと大変なのかもしれません。http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20071216/real2の『「この話はリアルだ」という場合の「リアル」について - 愛・蔵太のすこししらべて書く日記』では「リアル」という言葉の認識の違いについて書かれています。

  • あなたが言っているリアルと私の言っているリアルが同じだという保証はどこにもない。