Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

山ねこ、おことわり

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090508/194090/の「無理やり子供を入れようとするお客:日経ビジネスオンライン」に関して。

今回は、パブリック・スペースとしてのお店の雰囲気、空気感を、土足でズカズカと上がり込んで台無しにしてしまう最悪のお客、無理やり子供を入店させようとするお客さんの話です。

(略)

 店側がやんわりと子供連れの入店を断ると、こんな屁理屈を言い出します。「うちの子はおとなしいから大丈夫」と。「お酒を飲む場所ですから」と店側が再度断ると、今度は「保護者同伴だからいいでしょ」と、なにがなんでも入ろうと企てます。カウンター主体の焼鳥屋さん、お鮨屋さんといったお店であっても。

 ファミリーユースという観点で営業している焼鳥屋さん、お鮨屋さんもありますから、店側がOKで、お客さんのほとんどが幼い子供も含めた家族連れであれば何も問題はありません。つまり、これも「お店の雰囲気はお客さん全員のもの」という観点でみれば、子供が騒ごうが、走り回ろうが、そういったお店だと解って入っている以上従うべきです。逆に細かくうるさいことを言うお客のほうが問題です。

 が、しかし、メニューがない、品書きに値段が記されていない、単価が高い、といったそれなりのお店に来ているお客さんは、料理とお酒はいうに及ばず、場の雰囲気を愉しみに来店しているのです。

 このテの店では、ハッキリ言って、子供の存在自体が目障りです。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090508/194090/


こういった話は昔からあって、ウィキペディアによれば1987年頃にも「アグネス論争」というのが話題になったようです。[wikipeddia:アグネス論争]
今回の話も似たようなことの繰り返しのようにも思いますが、子連れを歓迎する店もあるということも述べている点では一方的にならないように気をつけているようにも思えます。そうはいっても全体の内容としては子連れで来ることが望ましくない場合についてのことなので、主張としては子連れ批判でしょう。店側がOKの場合なら問題ないのかと言うとそうでもなく、店主の気が変わって子供OKに変わることさえも批判しているくらいです。


客層をコントロールするには会員制などの方法もありますが、こういったことはインターネット上のウェブサイトでも同じような点があるかもと思いました。誰でも閲覧できたり、コメントも書けるようになっていると、好ましくない来訪者が訪れる可能性もあるわけです。SNSなどにすればコントロールもしやすくなりますが、来客者の総数は減少しそうです。


図書館に来るホームレスを排除するかどうかといった問題も少し前に話題になりましたが、これも似たような観点から考えることもできそうです。
参考リンク
http://diary.lylyco.com/2008/09/post_156.html「図書館とホームレス問題の論点|Weep for me - ボクノタメニ泣イテクレ 雑記」




以前に書いたもの
子連れ
子を持って知る何とやら
アグネス論争2
アグネス論争