Log of ROYGB

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ムーミンパパ問題

アンパンマンの住む世界は、アンパンマンワールドと呼ばれているようです。ここで、アンパンマンの生まれる前はどうだったんだろうという疑問が生じます。
思いつく回答の1つは、アンパンマンの誕生前には特に決まった名前が無かったというもの。日本という国の呼び名も、明治以降に使われるようになったというのを聞いたことがあります。その前にも倭国などという呼び方もあったようですが、これは私の国というような意味なのでしょう。
話はかわりますがアンパンマンワールドは、日本にあるようです。これを聞いたときは驚きましたが、考えてみればみんな日本語を話しているのだから日本なのもあたりまえかもしれません。*1


話をアンパンマンワールドの呼び方にもどすと、アンパンマンの名前がアンパンマンワールドからとられたという可能性もあります。アンパンマンの名前は、誕生したばかりのアンパンマンが自分で名乗ったものです。アンパンだからアンパンだと単純に思っていましたが、アンパンマンワールドの名前からとってアンパンマンという名前になったとも考えられます。「ドラゴンボール」に出てくるベジータの名前が、惑星ベジータからきているように。


アンパンマンワールドとアンパンマンに関するのと似たようなものとして「ムーミンパパ問題」というのがあります。ムーミンパパ問題というのは勝手に名付けたのですが、「ムーミンが生まれる前のムーミンパパの呼び名」に関する問題です。同様のことがバカボンのパパなどにもあります。
しかしこの問題は、ことさら考えるまでもなく明らかです。子供のいる家庭ではあたりまえのように発生することだからです。子供が生まれたことをきっかけとして、配偶者のことをパパやママと呼ぶような現象です。これは家庭内にとどまらず、近所や幼稚園などでも「○○ちゃんのママ」のような呼ばれ方をします。


こういった現象を批判することもできますが、立場や関係によって呼び方が変化するということが子供には複雑で理解するのが難しいという背景も理解する必要があります。夫婦が名前で呼び合っていた場合に、子供がそれを覚えてしまうというようなことが起きる可能性もあります。アニメの「クレヨンしんちゃん」で始めのころのしんのすけが母親を名前で呼び捨てにしていたように。

*1:そうはいっても、現代の日本とは限らないかも。「ざわざわ森のがんこちゃん」のように、人類の滅亡した未来の日本かもしれません。