Log of ROYGB

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10倍高いと10倍おいしいか

http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/37189788051138c795d4764f95e480efの「高級ワインの製造コストは実はたったの15ドル - My Life in MIT Sloan」のブックマークコメントにも書いたのだけど、5千円のワインは5百円のより10倍おいしいのかということについて。
この場合の値段は買った値段のことだけど、原価だとしても同じことがいえます。原価を10倍かけたとしたら10倍おいしくなるのかどうか。
一般に値段の高いワインの方がおいしいのは確かだと思いますが、値段が10倍でもおいしさ10倍とはいかないような。味の差については、2つのどちらかがおいしいという判断はできたとしても、定量的に何倍おいしいかというのは適当ではないかも知れませんが。


パソコンだと速度などを定量的に判断することもできます。Windowsの場合はエクスペリエンス インデックスのスコアを見ることで、全体と各部分の評価がわかります。ただし、それが使い勝手としてどの位違うのかということについては、ワインの味と似たようなことがあるかもしれません。スコアが2倍になれば、2倍使い勝手がよくなるのかというようなことです。
値段についても20万円のパソコンには10万円の倍の価値があるのかどうかとか、なんにしろ結局のところは各個人の主観的な判断による部分が大きいのかもしれません。


話をワインにもどすと、5千円のワインとかほとんど飲んだことないかも。普段は、5百円よりも安い3百円程度のワインでもわりと満足しています。最近はあまり機会が無いのですが、ペットボトルに詰め替えて外で飲んだりも。当然ワイングラスで飲むわけも無く、紙コップよりもプラスチックカップの方が見た目もあって少しおいしいかなというくらいです。
たまに飲む高めのワインでも千円台がせいぜい。その中で、ファルネーゼというワインは濃厚でコクのあるわかりやすいおいしさです。“普通だと1本のブドウの樹に8房の実をつけるところを、わずか2房しか残さない”という宣伝文句による刷り込みもあるかもしれませんが、味の濃いワインであることは確かです。


(追記)
そういえばこれも宣伝文句なのですが、味からすれば数倍の価格でも不思議はないなどとも書かれています。実際にどうなのかは、上でも書いたように、そんなに高いワインを飲んだ記憶がないのでよくわかりませんが。