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100W型

電球に関するhttp://homepage3.nifty.com/iromono/diary/200912B.html#28の前野[いろもの物理学者]昌弘のページ:日記兼更新記録の28日から。

 「100Wの電球」という表現を使っているのだが、数年後には不思議がられるかも。最近のLED電球なら明るいのでも8Wとかだもんなあ。
「便所の100W」などという「無駄に明るい奴」を示す言葉(あ、言われた覚えが)も死語である。100WのLED電球は家庭用ではありえない。

http://homepage3.nifty.com/iromono/diary/200912B.html#28


100WのLED電球は無いとしても、100W型といった呼び方は残るだろうと思いました。この100W型というのは、100Wの電球と同じくらいの明るさで、100Wの電球に代えて使えるという意味です。LED電球や蛍光灯電球では、こういった表示で交換の参考にしています。
実は、白熱電球も最近の物は100W型であって100Wではありません。省電力化によって97Wの消費電力で、昔の100Wの電球と同じ明るさになっています。
だから、細かいことを言えば既に100Wの電球は存在しないということです。


100W型というのは、電力の単位としてのW(ワット)からすると変なのですが、わかりやすさという点では優れています。
「便所の100W」という言い方は、だからこれからも残るのではないでしょうか。これが「便所の97W」とか「便所の100W型」のように物理的に正確な言い方にすると、「無駄に明るい奴」ではなく「無駄に細かい奴」と意味が変わってしまいそうです。