Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

平方根に関すること2つ

http://www.hyuki.com/d/201001.html#i20100123112248の「√xの定義についての対話 - 2010年1月 - 結城浩の日記」を読んで考えたこと2つ。
ブックマーク*1でもコメントした英語での平方根とルートの関係についてと、√0に関すること。

英語の平方根

英語では平方根のことを"square root"と呼ぶようです。そうすると√のルートと区別がつきにくいのではないかというのが、頭に浮かびました。

日本語だと
4の平方根は±2で、4のルートは2
のように言えますが、英語ではややこしそうです。英語の場合と似たような状況にするために「平方根」を「スクエアルート」に変えてみると
4のスクエアルートは±2で、4のルートは2
となり、ややこしそうに感じるのではないでしょうか。もし「√」も「スクエアルート」と読むことにしたら、
4のスクエアルートは±2で、4のスクエアルートは2
もう何がなんだかわかりません。
「√」の記号の呼び方としては"radical sign"というのもあるようだけど、これは日本語の「根号」と同じように式を読み下す場合には使わないようです。

ゼロのルート

ゼロの平方根は0なので、
√0=0
となります。
両辺を2乗して
0=0×0
ゼロで割って
0/0=0
が得られました。


ゼロで割るというのは禁止された行為なのですが、禁止されているということからすると、
x/√x=√x
というのがx=0の場合には成り立たないということです。


√x=x
が成り立つのは
X=0以外に
X=1があります。
他にはないでしょうか。


∞×∞=∞なので、
√∞=∞
というのもありそうです。ただし、∞は実数ではありませんが。