Log of ROYGB

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マンガと映画とレイティング

マンガにも映画と同じくらいの細かいレイティングがあっても良いのかなといったことを考えました。最近話題になっている東京都の青少年健全育成条例の改正案に関するものを読んだのがきっかけです。

現状としては「成年コミック」という区分けがあるだけで、これは映画でいうとR18+に相当するものでしょう。
映画の場合は、4つの区分けがあります。

  1. G    誰でも見れる。
  2. PG12 小学生には助言や指導が必要。
  3. R15+ 15歳以上が対象。
  4. R18+ 18歳以上が対象。

PG12の場合、小学生でも保護者が問題ないと判断すれば見ることはできるようです。中学生なら問題ありません。
R15+は以前はR−15といっていたようです。年齢での制限ですが、おおよそ中学生はダメだけと高校生ならOKという感じでしょうか。
R18+はいわゆる18禁で、先にも書いたとおりマンガでも同様の区分が存在します。


マンガでも映画のPG12やR15+と同様な、小学生はダメだけど中学生ならOKというものや、高校生からという区分があっても良いのではないかというのが、このエントリーでの主張です。

現状でも明確な区分けとしてはないものの、雑誌の想定読者の年齢によってある程度は分けられていると考えることもできます。大雑把な話として「少年○○」よりも「ヤング○○」という雑誌の方が対象年齢が高いとかいうのはあるでしょう。
ただし、これらは暗黙の区分けであっても何か購入の制限があるわけではないので、映画でいえばR15+の作品を小学生が読むこともマンガでは可能なわけです。


映画のような細かな区分けが無いデメリットとしては、本来ならば中学生なり高校生が対象であっても、小学生に対する悪影響を理由として何らかの制限が行われる可能性が出てきます。区分がなされていれば、区分の対象年齢にたいする影響のみを考えればよいことになります。