Log of ROYGB

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人間ドックと混合診療

毎年健康診断を受けているのですが、今年は自費を足して半日の人間ドックにしてみました。
通常だと、身長体重、血圧、視力、眼底、聴力、心電図、レントゲンに血液検査位なのですが、それに超音波検診や胃カメラが追加されました。血液検査も、いつもよりも採取する試験管の本数が多かったので検査項目は増えているかも。あらかじめやっておく検便も2日分でした。


身長や体重それから体脂肪の測定は同時に行われて、ノートパソコンで記録されます。血圧や視力の測定も同様に自動化されていてノートパソコンがそれぞれ接続されています。パソコンはウィンドウズが動いていて、測定用のウィンドは最大化されているわけではないので壁紙やアイコンも背後に見えます。気分的にはせめて全画面表示にするとか、専用マシンらしい見た目が欲しいところ。


レントゲンは、正面以外に横向きでも撮影しました。撮影結果は、最後の問診の時には見られるようになっていたので少し驚きました。昔の写真屋さんのような乾板を使っていたので、デジタル化はされていないと思いますが、現像などは自動化されていて早いのかもしれません。


超音波検診は、妊婦検診でよく行われる物。白黒でレーダーみたいな扇形に映像が出ます。液晶画面に映る画像は見ていましたが、何がどうとかはよくわからず。妊婦検診の写真も見たことがあるけど、あれも説明がないとどこが頭やらという感じだったけど。
問診時の説明によると、各種臓器の状態を見てたよう。


胃カメラは初めての経験で、通常の喉の麻酔にくわえて鎮静剤の治療も選択しました。別料金。
最初、紙コップに入った透明な液を飲まされました。麻酔ではなく、撮影をしやすくする為の薬だということ。
点滴もされたのには驚きました。鎮静剤の為にわざわざ点滴というのも大げさだと思いましたが、何かあったときのライン確保目的なのかもと思いすこしドキドキ。喉の麻酔は、スプレーのようなもので吹き付けられました。聞いた話だと、ゼリーみたいなのを喉の奥にしばらく保持するとか大変そうだったのですが、簡単に済んでよかったです。
血圧計を点滴と逆の腕にまかれたり、指をクリップで挟まれたりもしました。指のクリップは、たぶん脈を測るためでしょう。
身体を横向きにされて、点滴に鎮静剤を加えると言われた後はほとんど記憶にありません。口にプラスチックの器具をテープで止められたのくらいで、肝心の胃カメラについては何も覚えていません。気がついたら、検査は終わってベッドに寝ていました。


胃カメラの検査結果も問診の時には出ていました。これはまあデジカメと同じと考えれば不思議ではありません。血液検査の結果も出ていて、これも自動化が進んでいるからなのかな。通常の健康診断だとしばらくしてから結果の紙が送られてくるのだけど、人間ドックは高い分だけ検査結果も早くだしているのかも。
胃カメラの検査で、胃に出っ張りがあったのでその部分を採取して検査に出したという説明もありました。検査の前に、何かみつかったら生検するというのに同意していました。


ところで、この生検の費用も別料金なのですが、人間ドックの費用に含まれるのではなく健康保険が適用されるとのことでした。支払いも、人間ドックの窓口ではなく、通常の支払い窓口で行いました。
これは混合診療になるのではないかと思ったのですが、そんなことを言って「じゃあ自由診療にしますから残りの7割分も払ってください。」とかなっても困るので黙っていました。


帰りに、紙袋に入ったおみやげを貰いました。中にはサンドイッチなどが入っていて、これも人間ドックのサービスなのでしょうか。まあ料金に入ってはいるのでしょうが。
家に帰ってから持ち帰ったサンドイッチとサラダを食べ、それだけでは足りなかったので他にも食べました。もしかしたら、あまり食べ過ぎないでこの位が適当だという量をくれたのかも、というのは食べた後になって思いました。


混合診療の件ですが、やはり気になって調べたところ、なんと厚生労働省の通達で認められていました。妊娠出産以外にも認められている混合診療があるなんて知らなかった。

健康診断時及び予防接種の費用について(抄)
(平成15年7月30日保険局医療課事務連絡)
1 健康診断時の内視鏡検査により病変を発見し、引き続き、その内視鏡を使用して治療を開始した場合においては、その治療は療養の給付として行われるものであるため、保険医療機関内視鏡下生検法、病理組織顕微鏡検査、内視鏡を使用した手術など治療の費用を保険請求することができる。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/02/dl/s0209-6b.pdf