大阪府の有害図書はアマゾンで買える２

「大阪府の有害図書はアマゾンで買える」で、大阪府で有害図書に指定された雑誌がアマゾンでは買えること。そして追記として、おそらくは有害図書の指定を受けてアダルト扱いになったことを書きました。

指定された雑誌の次の号はどうなっているだろうかと思って調べてみました。まだ発売されていないのか、見つけられないものも何冊かありましたが、見つかった雑誌は全てアダルト指定ではありませんでした。この結果から見ると、雑誌の内容からアダルトに指定されたというよりは、大阪府が指定したからアダルトにしたという可能性が高くなりました。内容による指定ならば、次の号もアダルトになっていることもありそうだからです。
とりあえず、アマゾンでアダルト指定になっていないということは、成人だけでなく未成年の購入もできるということです。
あとは大阪の本屋での扱いがどうなっているかです。指定された時に書店から撤去されたというのは『Togetter - まとめ「大阪BL規制の影響」』*1などで書かれていました。その後について、雑誌自体が扱い中止になったのかそれとも指定された号だけの問題でアマゾンのように次の号は普通に販売されているのかについては少し調べましたがわかりませんでした。

指定された号だけの問題ならば、それほど騒ぐほどのこともないような気もします。今後も指定されることがあるとしても、指定されるのは発売されて書店に出回ったあとなので、指定前に購入することも可能です。そして有害図書に指定された本でも所持が禁止されているわけではないので、未成年者が指定前に手に入れた有害図書を持ち続けることもできるからです。

大阪の有害図書は、なぜ女性向けばかりなんだろうというのは不思議に思っていました。東京都の不健全図書は男性向けと女性向けのどちらも指定されています。
これは、包括指定があるからなんだろうと思って、それで一応の説明はつきます。包括指定というのは、たとえば裸が全体の何分の１以上だとダメとかいうもので、男性向けの図書はそれでひっかかっているのだろうという推測です。東京都には、この包括指定というのがありません。条例が改正されると、条文に指定された部分については多少は包括指定に近いことになるかもしれません。

以下、有害指定された雑誌の次の号を紹介しています。