Log of ROYGB

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サイホンと真空

サイホンの高さが水面から10メートルをこえると、こえた部分が真空になり水は流れません。


高さを少しずつ低くしていくと、水が流れだします。この時点で右側の水面からはまだ10メートル以上。


サイホンが使えなくなる高さ10メートルというのは、上にある水面からのこと。


高さを低くするのではなく、途中をつなぐ*1と考えても同じだけど、


左側の水が、右側の真空に流れ込む。


太さの違う菅が別々にあり、それを接続したとするとさらにわかりやすいかも。


右側の菅の水は真空を作り出しているだけなので、かわりに真空の容器をつないでも同じ。


こうして考えると、サイホンの原理として真空が液体を吸い上げるという説明も、あながち間違いともいえないのかも。


サイフォンは、出発地点が目的地点より高い位置にあれば、液体の移動によって管の内部に真空を作りだし、それにより液体を吸い上げる。

サイフォン - Wikipedia


実際に真空が生じるのは上であげたような特殊な場合ですが、真空掃除機の真空と同じような意味で真空が吸いあげるとしてもダメとまではいえないでしょう。

*1:両方に水のある部分でなく、片方が真空の場所を選ぶ。