Log of ROYGB

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掛け算

7×7は49ですが、7よりも1小さい数の6と1大きい数の8を掛け合わせた6×8が48になります。これは7の場合だけでなく、ある数を自乗した数よりも、1小さい数と1大きい数を掛け合わせた数の方が1少なくなります。


ある数をxと置いて、
(x−1)(x+1)
を計算すると
x^2−1
となるので、あたりまえではあるのですがそれでも不思議な感じがします。


1小さい数と1大きい数ではなく、2小さい数と大きい数だったらどうでしょう。
この場合は、自乗した数よりも4少なくなります。
(X−2)(X+2)=X^2−4


3小さい数と大きい数の場合だと、自乗との差は9で、4小さい数と大きい数の場合は16となります。
ある数xの自乗と、x−nとx+nを掛け合わせたものの差は、nの自乗となります。


7×8と6×9のように、ある数とそれよりも1大きい数の組を掛け合わせたものと、最初の数の組の上下にある数を掛け合わせたものの差は2になります。
連続したa、b、c、dという4つの数があった場合に、
b×cとa×dの差は2ということです。

bをxと置くと、
a=x−1
c=x+1
d=x+2
なので、

b×c=
x(x+1)=
x^2+X

a×d=
(x−1)(x+2)=
x^2+x−2


最初の場合と同じように、aとdを外側に広げると差は広がります。
a=x−2
d=x+3
の場合には、
a×d=
(x−2)(x+3)=
x^2+x−6
と、差は6になります。


a=x−3
d=x+4
の場合には差が12で、
a=x−4
d=x+5
の場合には差が20と、
この場合の差は、連続した2つの数を掛け合わせたものになります。