0で割る3
数学で0で割ることを認めている場合について。
数学においてリーマン球面(リーマンきゅうめん、英語: Riemann sphere)は、無限遠点を一点追加して複素平面を拡張する一手法であり、ここに無限遠点
1/0 = ∞
は、少なくともある意味で整合的かつ有用である。
リーマン球面 - Wikipedia
0で割ることはできないのではなかったのでしょうか。でも1/0=∞という式が成立する数学も存在しないわけでもないようです。そして、このリーマン球面というのは単なる公理としてしか存在しない現実と無縁のものではなく、相対性理論など物理学にも使われているもののようです。
スミスチャートという電子工学で使われているグラフがあるのですが、これは有限の平面に無限を表記しています。
スミスチャート(Smith chart)とは、電子工学において伝送路のインピーダンス整合を設計する際に用いられる、複素インピーダンスを示す円形の図表である。
スミスチャート - Wikipedia
スミスチャートは、複素平面の右半分つまり実数部が正の部分を使い、虚数軸の上と下を右に曲げて輪にしています。つまり虚数部の無限大とマイナス無限大が円の右端の一点に重なっています。それだけでなく、同じ点に実数部の無限大も重なっています。
この虚数の無限大も実数の無限大も同じ一点に重なっているというのが、リーマン球面と似ています。