カジノと税金

日本にカジノが出来た場合に税金はどうなるんだろうかということを考えました。
買った場合には金額に応じて税金がかかるのだと思いますが、負けた分は相殺されるのかどうかというのは重要です。トータルで負けているのに税金がかかるとしたら困る人も出そうです。
競馬などの現在行なわれている公営ギャンブルの場合は同じ日のレースで負けた分が認められないだけでなく同じレースで勝ったほかの馬券の分も経費としては認められません。勝った馬券の購入費だけが認められるというかなり厳しい認定がなされています。

カジノの場合も競馬のように毎回の勝負で認定されるとしたら、かなり厳しいのではないでしょうか。ルーレットで２回勝負をして、１回目で黒に１０００円を掛けて勝ち１０００円の利益、２回目も黒に１０００円を掛けて負けたとして、トータルでは勝ち負け無しですが、勝った勝負だけに注目すれば１０００円の利益なのでそれに税金がかかると判断されるということです。複数回の勝負のトータルではなく、個別の勝負での勝ちで得た利益だけで税金が決まるとしたら競馬以上に厳しい状況になりそうです。アメリカなど公営カジノがある国での税金はどうなっているのか気になります。

カジノでの勝負は厳密には現金をかけているのではなくチップを使っているので利益にはならないと考えることもできそうです。パチンコの場合は玉やメダルを使っていますが、それを景品を経由してお金に交換しています。この場合は景品の販売によって得た利益に税金がかかることになるわけですが、ネットオークションなどと同じと考えれば売った物を入手する費用は経費として認められそうです。
だからカジノが合法化されることになったら、パチンコのように景品を経由するようにした方が税金面からはメリットがあるかも。