掛け算と単位3
縦3cmで横4cmの長方形の面積を計算する場合には、
3cm×4cm=12cm2
となりますが、単位について厳密に考えると別の書き方になるのかもしれないということについて。
1cm2というのは縦と横がともに1cmの正方形の面積のことです。1cm×1cmを計算して1cm・cmとなり、cm・cmをcm2のように表記しているわけです。
1cm×1cmのタイルのようなものを使って面積を理解するのはわりとつかわれているみたいですが、タイルの枚数として計算する場合はどう書けるでしょう。
縦にタイルが3枚並び、横には4枚ならんでいるので、
3枚×4枚
のようにするか、
3枚並ぶ列が4列あるので、
3枚/列×4列
のように書くこともできます。
タイルの枚数の場合も、人が並んでいる場合と同じように考えられるわけです。
後者の式の方式でタイルの面積が1枚あたり1cm2であることも含めて表記することもできます。
3枚/列×4列×1cm2/枚
縦と横が10mの正方形の面積は100m2ですが、別の単位で1aのように書くこともできます。
縦20mで横30mの長方形の面積が何aであるかを求めるには、
20m×30m×0.01a/m2
のように計算すれば答が出ます。
1aのタイルを考えて、2×3で6aのように計算することも出来るでしょうが、問題が少し複雑になってくると難しくなる気がします。
1aあたり5人の子供がいるとして、縦15mで横40mの長方形で囲まれた中には何人の子供がいるでしょうか。