Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

フィクションと現実の混同

TV番組の中身は全くの作り事でもないでしょうが、全くの現実でもありません。

お笑いタレント・キンタロー。AKB48の曲に合わせてダンスをするたびに、AKB48のメンバー・板野友美が不機嫌そうにし、笑いをさそった。この演出について、放送後にネット上や板野のツイッターなどに視聴者から「冷たい」「嫌いなの?」などの声が寄せられ、板野がツイッターで「本当は嫌いじゃないですよ。面白かったです」と釈明する事態となった。
(略)
岡村は、「これからは、テレビ画面に『バラエティー番組でコントやってます』って、出さなあかんのかな。これは今の時代がそうだからという問題ではない」という疑問も投げかけた。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130426-00010000-bjournal-ent:taitle


こういったことは最近のことでもないし、バラエティに限った話でも無いみたいです。少し前にCMの中身が問題になったりもしました。*1
このCMの場合は「CM上の演出です」という断り書きも出ていましたが、それでもなお現実だったら問題だという主張をする人は出てきます。
ドラマの内容について文句を言うというのも昔からあったみたいです。たとえばNKHの「おしん」という番組に出ていた伊東四郎さんに対して「おしんをいじめるな。」みたいなことを言う人もいたそうです。
ドラマなのだから脚本があり演出家の指示のもとに役者が演じているということは文句を言った人も知ってはいるのでしょうが、熱中するあまりフィクションと現実を混同してしまったのでしょうか。
ただ所詮は作り物だというように覚めた目で見る人よりも、あたかも現実のように受け取る人のほうが人生を楽しめるかもしれません。

*1:http://www.j-cast.com/2013/04/16173248.html「「他人のICカードで入館するのは問題だ!」 AKB島崎遥香が出演するCMが物議 (1-2) J-CASTニュース