朝日は上がると言い、毎日は下がると言う
同じ事柄を見ても、人によって全く同じにならないことはそれほど変ではないにしろ、全く逆のことを言っているかのようなニュースを見ると不思議な感じがします。
朝日新聞の「消費増税で生活保護費アップも 厚労省、年末までに検討」と毎日新聞の「生活保護:住宅扶助も見直しへ 厚労省」はどちらも厚生労働省の４日の情報をもとにした記事で、朝日は生活保護費がアップするという見通しの記事、毎日では引き下げの見通しという記事になっています。
来年４月からの消費増税で物価上昇が見込まれるのに対応して、厚生労働省は４日、生活保護費の引き上げを検討する方針を明らかにした。消費動向や物価の見通しを踏まえ、来年度予算を編成する１２月までに具体的な幅などを固める。
http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY201310040481.html
厚生労働省は４日、生活保護の一つで家賃を実費支給する「住宅扶助」など三つの扶助や各種加算制度を見直す方針を、厚労相の諮問機関、社会保障審議会の生活保護基準部会に示した。生活保護は８月に生活費にあたる「生活扶助」の減額が始まったばかりだが、今回の見直しも全体では引き下げとなる見通し。主なものは来年度以降に実施する。
http://mainichi.jp/select/news/20131005k0000m010101000c.html
１０月４日に第１４回社会保障審議会生活保護基準部会*1が開催されたのは厚生労働省のサイトで確認することができます。朝日新聞も毎日新聞もこの同じ会に出席して資材した結果としての記事のはずなのに、どうしてこうも違った記事になってしまうのでしょうか。
