国語、算数、理科、社会における理科の特異性

国語、算数、理科、社会という小学校の教科で、理科だけが科が省略されているのが他と違う。
社会科見学のように科をつけるときもあるけれど、社会科を社会と略すのは一般的。国語科の国語も同様。
算数は算数科とはあまりいわないけれど、文部科学省では使われているので算数科という言葉は存在します。
しかし理科の場合は、科を省略して理と呼ぶことはなく、いつでも理科と呼ばれている。

これは都道府県名の北海道とも似ていて、東京都が東京、神奈川県が神奈川、京都府が京都、青森県が青森と呼ばれるのに対し北海道は北海とは呼ばれないのは理科で科が省略されないのと同じ現象です。ただ、北海道の道は都道府県のなかで北海道だけに付くものなので名前の特別さと扱いの特別さがいっしょになってるのに対し、理科の科は他でも使っているものなのに理科だけが違うという点で扱いの特異さが目立っているように感じます。