予算が可決されないから給料を払わないのは合法なのか
アメリカの話ですが、大統領の出した予算案を議会が可決しないために予算の執行ができず、多くの公務員に給料が支払われないというニュースがやってます。
実際にそうなっているということは、アメリカの法律上は一時的とはいえ給料を支払わないのは合法なのかなあと不思議な感じがしました。日本でも残業代が予算オーバーで支払われないといったことはたまにあるみたいですが、基本給が支払われないということはさすがに無いんではないでしょうか。
民間企業の場合は給料を受け取る権利というのはわりと強く、例えば倒産などの場合でも他の債務よりも優先的な請求権があるみたいです。アメリカでも民間企業はそうなんだろうけど、公務員がそうではないというのは何か不思議。
少し似ているかもと思ったのはフィリバスターと呼ばれる議会で長時間演説をすることによって少数派が多数派に対して対抗する仕組み。古い映画の「スミス都へ行く」では、ひょんなことから議員に選ばれたスミスしがこのフィリバスターを行います。
予算の否決は多数派によって行われるので、少数派のフィリバスターとは違いますが、議事進行を妨害するようなフィリバスターとアメリカ全体の動きを制限する予算の否決は少し似ているような気もします。