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「です」と「な」

先月末に書いた『「です」と「だ」』へトラックバックされた『「危険だので」 まじかんと雑記』http://magicant.txt-nifty.com/main/2009/11/post-e378.htmlを読みました。

「だ」と「です」の活用がわからなかったので調べました。どちらも助動詞のようです。

未然連用終止連体仮定命令
だろだつ(で)(な)なら 
でしょでしですです  


「だ」の連体形「な」が、「ので」や「のに」などに連なる場合に使われるというのも辞書に書いてありました。
「なら」が「だ」の仮定形で、「です」には仮定形が無いけれど「でしたら」という言い方はあるので、「たら」を調べたら「た」の仮定形でした。

また、「です」は終止形だけでなく連体形も「です」なので、前のエントリーで紹介した「です」を「だ」にして言葉の正当性を判断するという方法から連体形の「です」は除く必要がありそうです。でも、今まで意識したことがないので、連体形の「です」がどの場合なのか、判断がつきません。

そこで、「だ」の連体形「な」が使われている場合から考えてみました。

  • 危険な場所

これの「な」を「です」に変えた、

  • 危険です場所

は、どうにも変です。

  • 危険なのだ
  • 危険ですのだ

これも、違和感はあるけど使われることはありそうな。

  • 危険なのに
  • 危険ですのに

だと、普通かな。「ですから」や「ですので」よりも丁寧さが強いのと、女性の使う言葉という印象があるけど。

  • 危険な東京
  • 危険です東京

これならありかも。でも、この場合の「です」が連体形なのかというと、自信はありません。終止形で終わる「危険です」に「東京」が続いているだけども考えられるし、「東京は危険です」の倒置法かもしれません。
最後に「です」を付けて、

  • 危険な東京です

とは書けるけど、

  • 危険です東京です

とは書けないので、何か違うのは確かです。


複雑です文法。