Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

2022-01-01から1年間の記事一覧

鏡の中は日曜日とキマイラの新しい城の感想

名探偵石動シリーズです。鏡の中は日曜日は、ミステリー小説が題材になってます。石堂も愛読している小説での事件を再捜査する依頼がありました。実は、小説として発表されているものの、現実に起きた事件があるとのことです。つまり小説の中の水城名探偵が…

美濃牛と黒い仏の感想

アマゾンのアンリミテッドにあった「美濃牛」と「黒い仏」を再読しました。名探偵石動のシリーズ1作目と2作目ですが、美濃牛に登場したときは不動産会社の下働きとしてでした。意図的に通常とは逆パターンというのをやっているようで、ラストでは登場人物…

異端の人

いわゆる世間の常識とされてることから逸脱したり反抗する人に対する世間というのは、苛烈になることが多いかなあ。 「それでも私はマスクしません」ピーチ機運航妨害に問われた被告が言いたかったこと 着用拒否は差別か我欲か、法廷は異例の“厳戒態勢” | 4…

コンプレックスとは何か

ネットでロリコンブームについて書いているのを見かけて、昔はマザコンやシスコンとか○○コンというのが流行してたかもという話。コンプレックスとだけ言うと、通常は劣等感のことだけど、正確にはインフェリオリティーコンプレックス(inferiorit…

仮面ライダーBLACK SUN最終話までの感想

8話でお通夜のシーンがあるけど、これは時系列的に変で前話に入れたほうがいいような。それにシャドームーンによる白昼堂々の殺人事件について何の騒ぎにもなってないみたいだしいろいろと違和感。9話で怪人誕生の秘密が明かされるけど、これも最初のキン…

化石賞のニュースバリュー

COP27と呼ばれる気候変動対策を話し合う国連の会議がエジプトで行われていました。そのなかで化石賞というのうがニュースになっていました。 www3.nhk.or.jp この化石賞は国連による正式なものではなく、民間のNGOが出しているものです。初日は日本…

仮面ライダーBLACK SUN7話までの感想

7話まで見て、やはりいまいちかなという感じは変わらず。思いつきで普通とは違う感じにしようとして、無駄に暗く陰惨にしたけど、話の整合性はあいかわらず低め。それでもブラックが変身するシーンなどはわりと良かったです。それがどうしてなのかという説…

仮面ライダーBLACK SUN4話までの感想

アマゾンプライムでやってる仮面ライダーブラックサンを見てますが、いまいちかなという感じです。描写は前のアマゾンズに近いけれど、評価としてはアマゾンにかなり劣るかなあ。最初の何回かに目玉焼きが出てくるのは、アマゾンズの生卵を意識してるのかも…

3つのドアと3人

モンティ・ホール問題と3囚人問題の考え方は同じではないかという話。どちらも自分(又は選んだドア)以外の2人(又はドア)についての情報を得たことで、自分の確率は変わらないというのが共通しています。ウィキペディアにも相互に関連項目としてあげら…

良い面と悪い面

プロジェクト・ヘイル・メアリーの感想の続きというか、物語の構造とかについて考えたこと。アストロファージというのが本作のメインガジェットとでもいうべき架空のSF設定ですが、悪い面と良い面の両方で物語を動かしてもいます。つまり地球に氷河期をも…

人間と違う異星生物

プロジェクト・ヘイル・メアリーを読みました。映画かもされるみたいで、記憶を無くした主人公の目覚めから始まるというのは映画っぽさを感じました。謎の究明のために送られた宇宙船という設定は、2001年宇宙の旅などを連想させます。ボーマン船長も一…

電気ハッカで涼しい夢をみられるか

ハッカで涼しくなるというのは感覚上のもので、実際に温度が下がるわけではない。だから涼しい気分で活動していると、熱中症になったりすることもある。これは当たり前のことで、心頭滅却すれば火もまた涼し、と言ったところで現実には火は熱いし火傷もする…

アメコミを英語で読む

ツイッターで紹介されてた昔のアメコミ電子書籍の無料サンプル版を読んでみました。4作品が収録されてます。 MASTER RACE外国からアメリカに逃げてきたらしい男性が主人公で、電車に乗っていても周囲を警戒しています。カールというドイツ風の名…

父の日と梅酒

ちょっとまえに生協で買った梅の実やホワイトリカーで梅酒を作ったのですが、これは父親の影響なんだろうなあというのを感じることがありました。タバコは吸っていたけれど、いつの間にか禁煙していて、子供は誰も喫煙者にはならなかったのですが、お酒は飲…

「2001年宇宙の旅」再読

アマゾンで映画「2001年宇宙の旅」を久しぶりに見たことをきっかけとして、原作小説も再読しました。原作といっても小説と映画は平行して作成されていたこともあって、内容はだいぶ違います。ディスカバリー号は、木星を通り過ぎて土星を目指すというの…

0で割る

0で割ることは出来ないとされてますが、本当にそうでしょうか。*1例えばこんな文章題。 N君の家から学校までの距離は600メートルあって、歩いていくと10分かかる。このときの速度を求めよ。 遅刻しそうなN君は「どこでもドア」を使って、0秒で学校…

相対性理論と時間の遅れ

連休でヒマなので相対性理論について少し書いてみます。まず普通の運動について。ボールが秒速1メートルで下向きに動いているとします。 もしもボールが落下しているのが電車の中で横向きにも移動しているとすると、下向きの動きと横向きの動きが合わさりま…

自由意志と遠心力

人間の自由意志というのは、遠心力と同じような考えることができるのではないでしょうか。遠心力というのは、たとえば水の入ったバケツを勢いよくまわしたときに、バケツが逆さになっても水がこぼれない現象を説明することができます。月が地球を回っている…

ローレンツ変換と光の伸び縮み

ローレンツ変換は光速度不変の原理から導き出されているので、光は観測者によって変化しないと誤解されてることが多いみたいですが、実際は伸び縮みするのだというのを前に「グラフで見るローレンツ変換6」で書きました。 roygb.hatenablog.com 今回は、ど…

ローレンツ短縮と時間の遅れ

ローレンツ短縮は、光の速度に近づくと長さが縮むという不思議な現象です。宇宙船などの速度vを光の速度に対する割合で表した場合に、√(1ーv^2)の割合で進行方向の長さが縮みます。たとえば、光速の86.5%で進む宇宙船の長さは、止まっていた時の…

宇宙旅行4

地球から100光年離れた星に、宇宙船が光の90.9%で110年かけて航行したばあいに、それぞれの立場での出発から到着はこうなります。 宇宙船内では45.8年、地球からの通信では10年が経過。 地球では210年、宇宙船からの通信では45.8年…

宇宙旅行3

今度は100光年離れた星から宇宙船が地球に帰ってくる場合。 100光年離れた星から戻ってくる宇宙船(速度0.909c) 地球時間(年) 宇宙船(光年) 地球からの通信タイムスタンプ(年) 船内時間(年) 0 100.0 -100.0 0.0 10 90.9 -80.9 4.2 20 8…

宇宙旅行2

今回は宇宙船からの通信が地球に届いた時間と、発信した時間の関係について考えて見ます。 表2:100光年離れた星へ飛行する宇宙船からの通信(速度0.909c) 地球時間(年) 宇宙船(光年) 宇宙船からの通信タイムスタンプ(年) 地球に通信が届い…

一人称のマンガ

匿名ダイアリーで「一人称視点の漫画教えて」というのがありました。そこで想定してるのとは違うけれど、主人公の視点が絵にも反映しているマンガを思い浮かべました。多くはオチに使われているので例示しにくいのですが、「火の鳥 復活編」なら最初から明ら…

宇宙旅行1

地球から100光年離れた星へ飛行する宇宙船について考えてみます。速度は光速の90.9%にして、出発から110年で到着するようにします。出発を0年として、到着の110年までの宇宙船の位置と時間について表にするとこんな感じになります。船内時間…

少女マンガと男性主人公

少女マンガを男性が読むのかという話と関連して、少年マンガの主人公の多くは男性であるのに対して、少女マンガはそうでもないかなあなんてことを考えました。主人公の性別によって少年マンガか少女マンガかが決まるわけではないけれど、たとえば「ブルーソ…