Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

小説

「大航宙時代」の続編を原書で読む5

13章から15章まで。前に読もうとして挫折したのがこの辺りだったような。ここまでで全体の半分とちょっと位。 第13章 ダンサニー通り太陽系 2352年4月3日 新しい勤務での始めての非常訓練。宇宙服の着用は問題なかったが、部署での作業について…

「大航宙時代」の続編を原書で読む4

今回は 第10章から第12章まで。前からだいぶ時間がたってしまいましたが、前作を原書で読みなおしてみました。一度は翻訳版で読んでいても全部覚えているわけでもなく、行きつ戻りつしながらようやく1冊を読み切ることができ、また続編に帰ってきたわけ…

「大航宙時代」の続編を原書で読む3

第7章から9章。 第7章 セントクラウド軌道上 2352年2月20日 夕食の時間が終わって、イシュはサラと一緒に後片付けをしてからサラをピップに紹介。ピップは副業の仕入れについての話をする。3人で寝台に移動して、そこにいたベブに会う。サラとベ…

「大航宙時代」の続編を原書で読む2

前回は第3章までだったので、今回は第4章から第6章まで。 第4章 セントクラウド軌道上 2352年2月19日 ブリルと2人で夕食。船ではなくステーションのレストランで。 船に戻ってピップとの副業などについて話す。 第5章 セントクラウド軌道上 2…

「大航宙時代」の続編を原書で読む1

以前に「大航宙時代」というSFを読んでわりと面白かったのですが、いつまで待っても続編が出ない。アメリカではシリーズになっているので、日本で出版されないのはあまり売れなかったからなんでしょう。 じゃあということで原書を電子書籍で買ってみたのです…

対案

「僕の意見に反対なら対案を出して欲しい。」男は言った。 「そんなの私にはできない。」女は言った。 「じゃあ、僕の案でいいよね。」たたみ込むように言う男。 「ダメ、納得できない。」はねつける女。 「それじゃあ現状をどうするんだ。」どなるる男。 「…

仲間外れの8(2)

家に帰ってから落ち着いて考えてみれば任意の文字列を繰り返す循環小数を考えるのは簡単で、0.abcabc…ならabcを999で割ればいいんだから0123456789を繰り返したければ123456789を9999999999で割ればいいだけだ。…

仲間外れの8(1)

1を998001で割ると0.000001002003004005…と続いていくという面白い結果になるというのをインターネット*1で前日に読んだ僕は、放課後の部室でそれについて考えていた。998001の代わりに9801で割ってもいいらしい。 そ…

意識と無意識と予測

例えば株式市場の値動きを予想する方法が見つかったとする。しばらくはその方法を使って儲けることが出来るかも知れないけれど、しばらくすると予測できなくなる。これは予測によって行われた取引によっても株価を変動させてしまうから。つまり、予測自身も…

群馬県の面積

この話は「群馬県の体積」の続きです。 家に帰ってからインターネットで調べてみた。彼女の見たと言うサイトも簡単に見つかった。そこにも書いてあったけれど、群馬県の面積は国土地理院のウェブサイトによれば6,363.16平方キロメートル。一辺が80…

群馬県の体積

「群馬県の体積って何だかわかる?」 彼女はそう言うと、僕が答えるのを待ち構えるようにじっとこちらを見ている。面積ならともかく、体積とは。でも群馬県は数学の図形のような二次元の存在ではなく、実体を持った三次元の存在だから体積も存在するはずだ。…

リハーサル日

夕食を済ませて自分の部屋に戻り、読みかけの本を最後まで読んだ。今日はリハーサル日なので、明日になれば読みかけの部分に挟んでおいた栞はもとに戻ってしまう。 読んだのはリハーサル日を科学的に説明した初心者向けの本なのだけど、わりと面白かった。リ…

ランプとボタン(1)

ボクがその実験に参加することになったのは、友人との会話がきっかけだった。 人の意識について研究している友人の言葉によれば、人が何かをしようと思うのよりも前に、脳が活動しているのがわかるそうだ。つまり、意識によって何かをするのではなく、何かを…

フィボナッチ数とべき乗(3)

「フィボナッチ数とべき乗(2)」からの続き。 nナッチ 階段の登り方を変えればトリボナッチ数になるというのはすぐに思いついた。1段づつ登るのと、ひとつ飛ばして2段登るのに加えて、2つ飛ばして3段登る方法も認めるとファイボナッチではなくトリボ…

フィボナッチ数とべき乗(2)

「フィボナッチ数とべき乗(1)」からの続き。 フィボナッチ数 家に帰ってからフィボナッチ数のことを調べてみた。ウサギの増え方で説明しているのには見覚えがあったので、フィナボッチという名前も読んだことはあったんだろうけど、すっかり忘れていた。 …

フィボナッチ数とべき乗(1)

はじめに 63.2%の憂鬱(1)〜(5)、自然の中のe(1)〜(3)の続きですが、内容としては単独で読んでも大丈夫です。 階段にて 「2、4、6、8、10、…」 階段を登るときに数を数えながらというのは何故か習慣になっている。ワトソンがホームズ…

自然の中のe(3)

「自然の中のe(2)」からの続き。 隠れていたe 表の下のあたりの差の値がなんか同じだなとまず思ったのは、271828という数字のならびが、桁をずらしながらも共通していたからだ。 x (x/(x-1))^x((x+1)/x)^x 差 10 2.867971991 2.59374246 0.274229…

自然の中のe(2)

「自然の中のe(1)」からの続き。 (n-1)と(n+1) とりあえず、eを求める公式の方も表にして、サイコロの確率から導き出した式の場合との違いを比べてみた。 数が大きくなると、両者の差は小さくなっていくのは確かなようた。 x (x/(x-1))^x*1(^(m-1) (m/(…

自然の中のe(1)

はじめに この話は63.2%の憂鬱(1)〜(5)の続編として書かれていますが、内容としては単独で読んでも大丈夫です。 自然対数の底e 「自然対数の底ってずいぶん長ったらしい言い方よね。」 彼女はそう言って口を尖らせた。そもそもどうして自然対数…

63.2%の憂鬱(5)

「63.2%の憂鬱(4)」からの続き。 人数重複しない組み合せ全ての組み合わせ比率 1 0 1 0% 2 1 2 50% 3 2 6 33.3% 4 9 24 37.5% 5 44 120 36.7% 6 265 720 36.8% 7 1854 5040 36.8% 8 14833 40320 36.8% 9 133496 362880 36.8% 10 1334961 3628800 36.…

63.2%の憂鬱(4)

「63.2%の憂鬱(3)」からの続き。 プレゼント交換で無作為にプレゼントを交換した場合に、誰も自分のプレゼントを受け取らずにすむ場合の確率はどのくらいか。この問題を解く手がかりを得ることが出来たのは、プレゼント交換用のプレゼントを買いに行…

63.2%の憂鬱(3)

「63.2%の憂鬱(2)」からの続き。 翌日の学校で、彼女に説明をした。とりあえずは、プレゼント交換で自分のプレゼントを受け取らないやり方について。 「だから、やり方としては2つ思いついた。ひとつは単純に、くじ引きなどで自分のプレゼントがで…

63.2%の憂鬱(2)

「63.2%の憂鬱(1)」からの続き。 家に帰ってから、別の方法で検証をすることにした。最初に考えた確率から求める方法。 5人の場合に5分の4の4乗になるのは、組み合わせから考えるとおかしい。でもどこがおかしいのか、すぐにはわからなかった。 …

63.2%の憂鬱(1)

プレゼント交換で、自分の持っていったプレゼントを受け取らずにすむ確率はどのくらいあるか。これは、簡単なようでなかなか難しい問題だった。最終的には回答をなんとか導き出すことが出来たけれど、そこにたどり着くまではいろんな回り道をするはめに。そ…