Log of ROYGB

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レンズマンを原書で読む2

原書で買ったレンズマンの続きを読んでます。アレクサで読み上げながら、キンドルで表示させてますが、別ソフトなのでページめくりなどは自分でやらないといけません。

危機に陥ったキニスンとバスカークを助けに来たのは、ドラゴンのような見た目のヴェランシア人のウォーゼルです。キニスンは、いよいよとなったら自分を切り離すように言うのですが、バスカークは上官命令も無視して、自分が持ってる海賊船の秘密を記録したスプールを地面に放り投げて、自分たちが死んだらスプールをウォーゼルに拾うように伝えてくれと事もなげにいいます。もともとのブリタニア号の任務からして、成功の可能性が低い自殺任務みたいなものですが、登場人物が任務のためになら命を簡単に投げ出しすぎな気もします。
キニスンたちを助けたウォーゼルも、自分はもうすぐ死ぬだろうと簡単にいいます。

ウォーゼルに協力するために、まず宇宙服のバッテリーを充電する必要があります。武器や飛行に使うエネルギーが足りないからです。これも考えてみれば不思議で、発電所で充電できたから良かったけど、都合よく充電できなかったら別の惑星に置いた宇宙船にたどり着けないわけなので、計画が行き当たりばったりな感じも受けます。

そういう細かい気になる点はあるものの、ヴェランシア人を別の惑星から精神力によって支配するデルゴン貴族の能力は、後に訓練を受けたキニスンも持つことになるとか、捕獲した敵宇宙船のバーゲンホルムが故障する原因としての過負荷は、何でそんな変なことをするのだと思わせておいて、後にでてくる別の過負荷ではものすごい効果を生み出すみたいな、伏線的な描写も数多く出てきます。トレンコのエピソードもそう。

今回はキニスン達が地球に帰還して、ブリタニア号の任務を成功させるまで読みました。この後は、別の任務で失敗して入院したり、アリシアで再訓練してからの再挑戦や、ヘルマスの基地への攻撃計画などへ続きます。