Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

対案

「僕の意見に反対なら対案を出して欲しい。」男は言った。
「そんなの私にはできない。」女は言った。
「じゃあ、僕の案でいいよね。」たたみ込むように言う男。
「ダメ、納得できない。」はねつける女。
「それじゃあ現状をどうするんだ。」どなるる男。
「もういい。私帰る!」どなり返す女。


せっかくのバレンタインデーなのにな。ヒールをカツンカツンさせながら去っていく女と、呆然とした感じで残された男を眺めながら僕は思った。でもどこでご飯を食べるのかであんなに揉めることもあるんだな。僕も気をつけないと。