Log of ROYGB

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倍返し、半返し

http://d.hatena.ne.jp/kokorosha/20080213/p1にある「バレンタインデーにおける諸問題とその解決策について - ココロ社」の以下の部分に関して。

バレンタインデーのシステムを一言で言うと「女が気に入った男にチョコレートを贈る。1ヶ月後に男は女からもらったチョコレートの倍の値段のスイーツを贈る祭り」ということになります。賢明な読者の皆さんはもうおわかりかと思いますが、これはつまり「男が、食べたくもないチョコレートを倍の値段で買い取る祭り」に過ぎません。すみません、これは…どこの国の霊感商法でしょうか???

そもそもバレンタインデーはチョコレートと相場が決まっていますが、ホワイトデーは、何を贈ってもよいことになっており、お返しをする際、「チョコレートをくれた相手の好みを読む」という実に面倒な作業が発生します。もう…1年中が2月13日だったらいいのに!と思いますよね。



【解決策】「チョコレート券」を導入

もはやチョコレートそのものは必要がないということが判明しましたね。つまり、「チョコレート券」制度を始めればよいのです。女の人は、男の人から欲しいと思う金額を2で割った額を、手描きのチョコレート券に書き込んで2月14日に贈ります。


▲これは、顔だけではなく、性格も最高によくて、男性のみならず女性にも人気の女優、長澤まさみさんからいただいた5000円分のチョコレート券です。ニセモノだろうと思う方もいらっしゃるでしょうけど、チョコレート券の「券」のところをよくご覧ください。「刀」ではなくて「力」になっていますね。これが本物の証。長澤さんは顔だけではなく、性格も最高によくて、男性のみならず女性にも人気なのですが、漢字が少し苦手なのです(^^;)


▲そして、1ヶ月後に、チョコレート券をもらったわたしは、金額の倍のマネーを添えて「この前はチョコレート的なものをありがとう」と言ってお礼をし、まさみはニッコリ…という寸法です。これこそがスマートな大人のバレンタインと言えるでしょう。

男性側としては、チョコレートを受け取らなくてよいので処分に困ることはないし、しかも相手の女性の好みをリサーチする労力をかけずにすみます。女性にしてみれば、ホワイトデーにお気に召さないものを贈られる心配がないし、5000円分のチョコレートを買わなくてよいため、利益率は100%になるという、まさにメリットしかないシステムです。

http://d.hatena.ne.jp/kokorosha/20080213/p1


金銭的な面だけを考えると、女性に有利に変更されているようなのが気になりました。金銭負担をそれまでと同じにするならば、最初に「チョコレート券」を送る時に、そこにかかれた金額のマネーをわたすべきでしょう。引用した例でいえば、女性は5000円のチョコの代わりにマネーを渡し、男性は10000円のスイーツの代わりにマネーを送るというということです。
5000円を渡して10000円を受け取るのではなく、差分の5000円だけを受け取るということも出来ますが、その場合の金額はチョコレート券に書くだけで自由に設定出来てしまうので高騰を防ぐのが難しいでしょう。まずはチョコレート券書かれた金額を渡すという方式ならば、むやみに金額が増加することをある程度は防ぐことが出来るのではないでしょうか。

結納金に関しても、似たようなことが行われています。男性から結納金として100万円を渡された女性が、その半額の50万円を結納返しにするという風習です。結納の場合は地域によって方式が違うようですが、最大の場合で50%の半返しで最小の場合は0%となるようです。0%というとひどいようにも感じますが、その分だけ最初の結納金が減額されていると考えるのが妥当でしょう。

話をバレンタインに戻すと、たとえ最初にチョコレート券とマネーを渡す方式にしても金額が高騰する可能性もあります。リスクを覚悟して、それでもなお将来への投資として高額のマネーを渡す女性が出てくる可能性はあります。だからチョコレート券に50万円と書いて、それだけのマネーを差し出す女性もあり得ないとは言い切れません。そんなものを受け取った場合は、男性も覚悟を決める必要があるでしょう。1ヶ月後に、100万円を入れた金包に御帯料と書いて渡すというわけです。結納と結納返しの順番は逆になってしまいますが。