Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

鏡の裏側

はてなブックマーク注目のエントリーで紹介されていたhttp://www.arai516.com/blog/2006/07/post_e7bc.htmlの「鏡の法則(ハンカチを用意して読め!)」に関して。


リンク先の内容を作り話として理解することもできますが、実話もしくは事実をもとにした話と考えることもできます。そして、実話だとしても自然科学に反しているとは限りません。例えば、全ては誰かが仕組んだのだと考えたらどうでしょう。
まず、この事件で一番利益を得たのは誰でしょう。A子の息子はいじめられなくなり、A子も悩みが解決したので利益を得ました。A子の父親も、娘と和解できたことで大きな利益を得ています。しかし、この誰かが仕組んだとは考えにくいです。
B氏でしょうか。B氏には能力はあったとしても動機がありません。


A子の夫こそが、この話を仕組んだと考えられます。息子のいじめまで仕組んだとは考えづらいですが、息子のいじめを解決する際に、妻との関係を改善しようとたくらんだとしても不思議はありません。以下にその方法を考えてみます。


まず、B氏とたまたまばったり会ったというのは嘘で、こちらからコンタクトをとって協力をもとめたのだと思います。心理学云々の話が全くの口からでまかせなのか、少なくともB氏は信じているのかはわかりませんが、どちらにせよそういったことができて、それなりに説得力のある人物としてB氏を選んだのでしょう。当然ながら、A子と父親の折り合いが悪いことも話しておきます。


B氏は、事前に得た情報を元にしてA子の悩みを解決すると称して、A子と父親を和解させ、さらには夫との関係を改善させようとしたわけです。あらかじめ父親との問題や、夫との関係を知っていれば話をうまく誘導することもできます。まあ、話をうまくもっていけるのは経営コンサルタントという仕事にも関係あるのでしょうが、B氏が他人を動かす心理学に詳しいのは確かでしょう。


あとは、どうやっていじめを解決するかという問題があります。これはC君に圧力をかけたと考えられます。もちろん、直接会って胸倉をつかんで脅かすなんてことはしないでしょう。
C君の父親が、A子の夫の知り合いだとしたらどうでしょう。始めから知り合いでなくても、目標を定めて近づけば知り合いになることはそう難しくはありません。もしくはB氏がコンサルタントをしている会社関係の知り合いとも考えられます。
父親同士が知り合いになり、偶然のように同じ年の息子がいて学校も一緒だということを話に出す。そして、父親同士が知り合いだということがC君に伝わることで、無言の圧力が加わるわけです。もしかしたらC君の家にも行ったのかもしれません。


(追記7月2日)
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060702/1151798409

B氏が本音を出してくる別ストーリーを書こうかと思ったくらい。

というのを読んで、A子の夫が仕組んだという設定でストーリを書こうと思いましたが挫折しました。
そのかわりといっては何ですが、「いやごと」というサイトに書かれていた「イルカの話」とその続編へのリンクをしておきます。残念ながら「いやごと」は現在閉鎖中なので、インターネットアーカイブに保存されているものです。文字が変になることがありますが、エンコードを選択しなおせば大丈夫です。
こんな感じで「鏡の法則」の続編が書けたらと思ったのですが、これほどのレベルではとても無理です。


「イルカの話」
http://web.archive.org/web/20050308174016/http://www.zephyr.dti.ne.jp/~shiyougo/diary8.html

私は友人達にひどく傷つけられ、その傷を癒すために、たまたま目に付いた、
「イルカの癒し”ドルフィン・ヒーリング・ツアー”」というものに参加しました。
ここでは、私がそのツアーで体験した素晴らしい出来事の数々を紹介していきたいと思います。


「イルカの話(続編)」
http://web.archive.org/web/20050308174542/http://www.zephyr.dti.ne.jp/~shiyougo/diary9.html

「でも、イルカの会に騙されていた時の方が、ずっと楽しい人生だったよ。
だれにも迷惑をかけないなら、インチキ宗教に騙されてたっていいじゃないか!」

「お前の言う”楽しい人生”はただの現実逃避だ。他人に自分の思考を委ねるな。
それにいずれ被害者として借金をつくるか、加害者となって霊感商法に加わるかするだろう。
どっちも家族にとっては、大迷惑だ!」


日本科学技術大学教授上田次郎のどんと来い、超常現象

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