Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

綱引きと理系ミステリ

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/02/post_960.phpの「MORI LOG ACADEMY 綱引き」に関して。

人間どうしで引っ張り合い(あるいは押し合い)をしても同じだ。靴底などの条件が同じならば、体重が重い方が勝つ。力が強い方が勝つのではない。いくら力が強くても、軽ければ自分が移動してしまう。綱引きというスポーツがあって、あれは、一定の力で引き合うわけではなく、力の入れ方の駆け引きがあるから、簡単に判断はできないけれど、基本的には、体重が重い方が有利であることはまちがいない。

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/02/post_960.php


体重で勝負が決るには、摩擦に打ち勝つだけの力がある場合という条件があります。力が弱い場合は単なる力比べになるわけです。綱を固定した状態で引っ張って、自分が動くだけの力で引くことの出来る人は摩擦に打ち勝つ力があるということです。
ところで、完全に水平方向に力を加えるのでなく上下方向のベクトルもあると考えると、それによって体重が変化したのと同じ効果が得られるでしょう。探偵ガリレオシリーズ「予知夢 (文春文庫)」の中に、そういう視点で綱引きに勝つ方法というのが出てきた記憶があります。