Log of ROYGB

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異世界の音楽

http://d.hatena.ne.jp/trivial/20070930/1191085161の「一本足の蛸 - 異世界の文字」に関して。

…んと、そこまで考えたときに「じゃあ、話し言葉はどうすればいいんだろう?」ということが気になった。これはマンガの場合には問題にならないが、アニメの場合には問題になりそうだ。いや、「異世界の言葉そのままだと理解できないから、日本語に吹き替えしているのだ」と開き直ってしまえばいいのか。では、音楽は? 背景音楽は現実のものでいいけれど、作中人物が演奏する音楽は現実そのままの音楽理論に基づく音楽だと具合が悪いのではないだろうか……。

http://d.hatena.ne.jp/trivial/20070930/1191085161


異世界の音楽というのでスタートレックのヴァルカンハープを連想しました。SFの場合も異星人が登場する場合は、他の星の文化というものを考える必要があるという点ではファンタジーと似たような課題があるかもしれません。
スタートレックも新シリーズでは結構細かいところまで設定をつくり込んでいるようでクリンゴン語などは実際に使用できるレベルにまでなっているようです。
参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%B3%E8%AA%9Eクリンゴン語 - Wikipedia

言葉についてだとアニメ映画の「オネアミスの翼」で、作品舞台の国からみた外国の言葉として架空の言語が使われていたようです。
話を音楽に戻すと、ドミソの和音などは振動弦の長さの比によって表せるので、数学が異世界であっても共通であるのと同じようなレベルで音階に関してもある種の共通がありえるような気もします。ただ、音の発生方法については違いがあってもいいのかも。例えばピアノのような鍵盤楽器だけれども、弦を叩くのではなくはじいて音を出すとか。楽譜も五線譜である必然性も特にないので別の表記とか。これは音楽を表記する言語の問題ともいえるかな。
また、ファンタジーの場合は登場するのが人間もしくは似た形状の生き物なので、そこから発生する音楽が現実と似通ったものであっても不思議はないともいえますが、SFの場合はそうでない場合もあるので4本の腕と7本の指に合わせた音楽理論なんていうのも考える必要があるかもしれません。
いや、そもそも異星人が人間と同じ周波数の空気の振動を感じ取れる器官を備えているのかどうかということも考えないといけないのかも…。


(追記)ファンタジーの場合に実は未来の地球だったという設定にすれば、過去の言葉や文化が消えずに残っているということでたいていの問題は解決するかも。月が2つあるとか地球と違う星の場合は、地球からの移民船の末裔とか。