魔法
http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/11/post_1505.phpの「MORI LOG ACADEMY 魔法について」に関して。
ファンタジィに出てくる魔法のアイテムや呪文などの多くは、単機能だ。これは、おそらくツール的な発想だと思う。ツールは単機能のものが多い。ツールであれば、使う人間の力量に左右される。しかし、誰が使っても用をなすようなツールはかなりインテリジェンスになるから、そうなると単機能であることが不自然だ。身の回りも見てもらえばわかると思うが、多くのインテリジェンス・ツールは多機能である。
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したがって、もし魔法というものが存在し、時間とともに進化したのなら、それはインテリジェンスになり、多機能になるだろう。つまり、どう作用すれば良いか、どの方法がこの場合有効か、などを自動判断するのも魔法のうちになるはず。したがって、アイテムは小さくて、1つに集約される方向だし、呪文も「良きに計らえ!」の一言になってほしい。魔法だったら、それくらいしろよ、と思うわけである。
これを読んだときはなるほどと思ったのですが、少し考えたらそういう魔法もあるなと思い当たりました。ランプの精などがそうです。こちらの望みを言えば、それをかなえてくれるのです。さすがに“良きに計らえ!”の一言ではすみませんが。
あと、魔法を使えるようになるのにものすごい努力が必要だったりすると、魔法を使わない方が楽だったりする場合もあるかも。コンピュータがこれと少し似ています。
幸運のお守りなんていうのも、もし本当に幸運をもたらすのだとしたら何が幸運なのかを判断しているということになるのでかなり複雑な認識能力が必要になりそうです。
しかし、インテリジェンスな存在が願いをかなえてくれるとして、その方法が願ったものの想像を絶するものであるというのもまたお話では多そうです。願いのかなう魔法によってひきおこされる騒動としては三つの願いが典型かも。それからコンピュータやロボットでも。
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,山高昭
- 出版社/メーカー: 東京創元社
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