性格判断はニセ科学や差別か

血液型性格判断は「ニセ科学」であるとか「差別」であるという主張を目にすることがあります。血液型とは関係の無い性格判断はどうだろうと思いました。友人や知人などに対して、この人は性格が良いとか悪いとかいう判断はよく行われているし、それを相手や他の人に対して言うこともあるでしょう。
性格というものは定量的に扱えないので、科学にはなじまないという意見もあるようですが、心理学という学問も存在します。性格について正確なことは言えないにしろ、性格が存在するように感じられるのは事実だし、それを何とかして扱おうとする努力は必要でしょう。

血液型性格判断のように根拠の無いものは良くないとした場合に、同じ基準を他にも適用するならば血液型によらなくても根拠の無い性格判断は良くないとなります。単なる印象によって他人の性格を判断することは、ニセ科学であり差別です。

「時間にルーズである」といった性格については、あるていど具体的な根拠をもって判断することが出来るかもしれません。待ち合わせに何回中何回遅れたとか、遅れた平均時間を求めたりといった方法で定量的な評価も可能だからです。

また「時間にルーズである」などの定量的な評価が可能な基準をいくつか組み合わせて「だらしがない」とか「きちんとしている」といった範囲の広い性格の判断もできるかもしれません。

しかし、そういった説明が出来ないのであれば、自分や他人の性格について語ることは科学的な根拠の無い印象論でしかないような気がします。*1

参考リンク
http://d.hatena.ne.jp/sonickhedge/20090427　「血液型性格判断がニセ科学だなんてニセ科学だぜ - 日記」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090420-00000301-president-bus_all　「血液型で性格を決めつける人とどうつきあうべきか(プレジデント) - Yahoo!ニュース」
http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/20090426/1240736884　「血液型性格判断はエセ科学問題ではなく差別問題だ - 狐の王国」

*1:という印象論。