Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

車椅子とエスカレーターと外のトイレ

車椅子でエスカレーターを使っていて起きた事故で、落下に巻き込まれた人が死亡する事故がありました。この事故によって車椅子でのエスカレーターの使用は禁止にしようという流れもあるみたいですが、自動車事故で自動車の使用を禁止にしない点からは禁止の理由が弱いような気がします。

またバリアフリーというか平等の観点から、一部の人がエスカレーターを使えないことはどうなんだろうとも。エレベーターという代替手段があればかまわないのでしょうか。
たとえば店内には女子トイレだけで、男子トイレは店の外にあったらどうでしょう。これも最近話題になりましたが、エスカレーターが使えなくてもエレベーターがあるじゃないかという理屈から言えば、店内にトイレがなくても外のトイレがあるじゃないかとなるわけです。

HPVワクチンの副作用が疑われる海外での例

HPVワクチンに関しては副作用の疑いで訴訟にもなっていますが、今のところ判決は出ていません。
一部で言われているように、副作用と疑われている症状がワクチンと無関係だとしたら、ワクチンを接種していないけれど同じような症状の人が同じ割合で出てこないのが不思議です。

ワクチンと無関係の人については、こういった情報もあります。

たとえば"Psychogenic Non-Epileptic Seizure"(心因性てんかん性発作)でYoutubeを検索すると「そういう人の動画」は見れますよ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/340904794/comment/NATROM


日本以外でもやはりワクチンの副作用を疑っている人もいるようです。
これは日本のテレビで放送されたデンマークの少女の例。

「子宮頸がんワクチン“副反応” デンマーク少女の訴え - Dailymotion動画」http://www.dailymotion.com/video/x2en2n5_%E5%AD%90%E5%AE%AE%E9%A0%B8%E3%81%8C%E3%82%93%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3-%E5%89%AF%E5%8F%8D%E5%BF%9C-%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%81%AE%E8%A8%B4%E3%81%88_news


ユーチューブでも検索するといくつか見つかります。





こういうのを見ると日本だけでなく、海外でもHPVワクチンの害についての疑いはあって、被害を訴える人というのがいるようです。海外では裁判とかにはなっていないんでしょうか。

バリアと核反応無効化装置

https://togetter.com/li/1122843の「SFの、いわゆる「バリヤー」の元祖は何だろう?〜初出探偵カスガの事件簿 - Togetterまとめ」に関連してバリアと核反応の無効化装置に関して。


バリアについてはレンズマン以前に同じ作者のスカイラークシリーズでも出てきてました。ただ1作目の「宇宙のスカイラーク」だと物質を斥力で反発させる斥力装置で、今のバリアとはちょっと違うかも。「スカイラーク3号」にでてくる力場帯はあらゆる光線や物質を通さないバリア的なもので、光も通さないので外からは銀色に見えて中は真っ暗になります。さらには重力すらも通さないので、地上で力場帯を使うと空中に飛び出してしまうことになります。


ペリーローダンシリーズにもバリアが出てきて、これは主人公のローダンが月面でアルコン人から手に入れた物。地上では半球状になり、宇宙船のだと球形。宇宙船でも着陸時には半球状のバリアになります。
このローダンシリーズには核兵器の動作を止める装置も出てきて、最初の頃にローダンが持つバリアだと核兵器には耐えられないかもしれないので高速中性子の動作を阻害する装置によって核分裂による核爆弾を阻止します。核融合の水爆でも起爆には核分裂が必要なので使えないという寸法。しかしそれに対抗するために核分裂を使わない冷たい原爆というのも登場します。
核反応を阻害する装置はキャプテンフューチャーの「月世界の無法物」などにも登場します。キャプテンフューチャーには金属を食べるカビによって近代的な武器が全て無くなった状態で戦うようになる話もありました。


アニメだとマジンガーZの光子力研究所を防御するのにバリアが登場しました。曲面ではなく多面体のような形のバリアで、攻撃によってガラスのようにヒビがはいったり穴がありたりしてた記憶があります。
マジンガーZの動力の光子力エネルギーや超合金は、新元素であるジャパニウムによるものですが、バリアも光子力バリアと呼ばれてたので光子力エネルギーの応用なのかも。新元素で物質を100%エネルギーに変えるというアイデアは宇宙のスカイラークのX金属とも共通するので、ここら変にネタ元があるのかも。スカイラークシリーズにはアレナックという超合金的な物もでてきます。


超電磁バリアーというのもコンバトラーVに出てきました。エネルギー消費が激しいみたいで、あまり活躍することはありませんでしたが、超電磁ヨーヨーの登場回で何回か使ってました。これは釣鐘状のなめらかなバリアだったか。


宇宙船間ヤマトにもバリアが出てきました。新作の波動防壁ではなくて、旧作でもガス状生命体が出てきた回にガミラス側の兵器としてバリアが登場してました。これは目には見えないバリアでした。そういえばワープについてはわざわざ説明していたヤマトでも、バリアの説明は無かったからこの時点では説明無しでも視聴者にわかる程度にバリアが普及していたんでしょうか。

ローダンNEOに金星基地は出てくるか

ペリーローダンシリーズの新しいバージョンがでるみたいです。

全世界で累計発行部数10億部を超える、世界最長のSFシリーズ〈宇宙英雄ローダン〉。

その50周年企画としてドイツで2011年にスタートしたリブート・シリーズ〈ローダンNEO〉をハヤカワ文庫SFから刊行します。

第1巻『スターダスト』は2017年7月刊、以下、第1シーズン全8巻を2018年2月まで毎月刊行します。

〈ローダンNEO〉は2036年の近未来に舞台を設定。米国・ロシア・中国の三大国が宇宙開発を競うなか、NASAの宇宙飛行士であるペリー・ローダン少佐は月面に出現した地球外生命体とコンタクトすべく月面に向かう。だが、そのミッションは密命を帯びていた……。現代の世界情勢を反映した国家間の対立も描かれ、従来のローダン・シリーズより物語に厚みが出ています。

http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2017-04-27-173913.html


オリジナルのローダンシリーズはアポロ11号が実際に月着陸をした1969年よりも昔の1961年に開始されて、舞台は10年後の1971年になっています。月ロケットが原子力エンジンを使っていたり、有人宇宙ステーションが先に実現していたりと実際の世界とは違っている部分もあるもののわりと未来を予測していた感じもします。
そして人類で初めて月面に着陸したローダンが宇宙人と出会うという始まり方をしますが、書かれたのが昔であるため現代の知識からすると変な部分もわりと多くあります。


たとえば金星にはジャングルがあって恐竜のような巨大な生物が生息しています。これは雲に覆われた金星が熱帯のジャングルににた高温多湿の環境ではないかという想像からで、当時のSFではわりと多いシチュエーションでした。しかし現在では金星にジャングルなどが無いことは判明しています。
ローダンシリーズではこの金星に昔に作られた宇宙人の基地があるのですが、ローダンNEOではどうなるのでしょう。人間が生息できない環境というのを取り入れると話はずいぶん変わりそうです。


それからミュータント部隊。これはテレパシーやテレキネシスといった超能力を持つ人達を集めた特殊部隊ですが、日本人も多く所属しています。これは原爆の放射能による突然変異によって、そうした超能力が発生したという設定があるからですが、これも今だとちょっとさしさわりがあるかも。新しいシリーズでの日本人の登場はどうなるのでしょうか。また登場するとしたら、タコ=カクタやイシ=マツといった日本人からすると変な名前が修正されるのかどうか。これがタナカ=イチロウみたいな普通の名前になっても逆につまらないかなあという気もします。ちなみにタナカ=セイコというそれだけだと普通の名前も出てきますが、男性の名前としてです。


冷たい核爆弾というものも登場します。これは核分裂の熱により核融合を起こす水爆ではなく、触媒反応によって比較的低温で核融合を起こす水爆のことです。こういった核分裂を必要としない水爆は現実には存在しませんが、SFにはわりと登場します。そしてローダンシリーズでは、これが大きな役割を果たします。
なのでオリジナル通りに現実には存在しない触媒水爆でいくのか、それとも別の方式たとえばレーザー起爆式の水爆みたいなのを考えるのでしょうか。


そして何より米ソという二大勢力があったからローダンは第三勢力を名乗ったわけですが、ソ連無き今だとどうなるのでしょうか。

温泉と混浴とLGBT

温泉は男湯と女湯に分かれているのが一般的です。男女で分かれるのは、異性に裸を見せることが恥ずかしいからといった理由でしょうが、これは異性愛者であることが前提です。同性愛者の場合は、男湯や女湯が異性愛者の場合の混浴みたいに感じられるのではないでしょうか。混浴の温泉も無いわけではないのですが数は少ないので、男湯や女湯が混浴のように感じられるとしたら、それは同性愛であることによるメリットかもしれません。


しかし混浴的なものは望ましくないとするならば、異性愛者が男湯と女湯に分かれるように同性愛者も分けたほうがいいとも考えられます。でもどのように分けるのが妥当でしょうか。
同性愛者の場合は同性に対して性的関心があるので、男女の混浴にすればいいのでしょうか。もし男1人と女1人であればこれは成立します。ゲイの男性とレズの女性が同じ温泉に入っても、お互いに性的関心の対象ではないからです。しかしどちらかが2人以上になると問題が発生します。
そうしてみると同性愛者の場合には、3人以上だと温泉に入れる解が存在しないのでしょうか。もちろん同性愛者だからといって、全ての同性に性的関心を持つわけではないでしょうが、これは異性愛者の場合でも同じです。友達同士で性的な関係でない男女が一緒に温泉に入るのと同じ問題が、同性の友人と一緒に温泉に入る同性愛者の場合のも生じるということです。

手記と神話

小説などの物語には大きく分けて2つのタイプに分けることができるのではないか。それは手記と神話。


手記は、個人の体験を書いたもの。たとえばガリバー旅行記やシャーロックホームズシリーズなどで、ガリバーという船乗りが体験したことを書いた物、ワトソン博士が記録した事件簿という形式をとっています。これらの手記形式は現実にも存在するので、フィクションであってもあたかも現実であるかのように読み手が感じることが可能になる。


神話はそれを書いたのが誰なのかが不明であり、通常の人間の能力では知りえないことも書くことが可能になる。たとえばキリスト教旧約聖書における創世記。これは神が何もないところから世界を作り出したことについて記述されているけれども、それを見た人間はいません。ギリシャ神話などもそうですが、ペルセウスの冒険などは手記形式かも。ほかにイソップ童話のようなものも、誰かの体験を書いた手記ではなくどちらかというと神話に属する物語でしょう。
神話形式だと、いわゆる神の視点から登場人物では知りえないことを描写することもできるので、その点では手記よりも優れているとも言えますが、個人の体験という形式からは離れるので共感は得にくい部分もありそう。


手記形式でも複数の視点をとり単独の場合よりも記述できる範囲を広げることで、神話形式のような効果を得ることも可能。レ・ミゼラブルなどは複数の登場人物の視点からの描写が、物語に深みを出しています。しかし、この場合でも現実に誰かが書くことが可能であるという体裁から外れないのであれば、神話でなく手記に分類すべきでしょう。


逆に形式的には手記であっても、それを書くことが不可能であればそれは神話とするのが妥当。我輩は猫であるという話は、語り手が猫であることを除けば普通の随筆とも言えますが、実際に猫が語ることは不可能であることから考えれば手記ではなく神話となりそう。
他に手記形式で1人の人物による語りであっても、死ぬ直前に考えたことなどが描写されていたら手記ではなく神話形式。


手記形式は個人の体験やそれをまとめたものとして、体験の代替としてのリアリティがある。神話形式は人では知りえないことがらについても描写することができる。

メデューサと蛇と石化

メデューサギリシャ神話に出てくる怪物で、人を石化させる力があるとされていますが、昔のギリシャ人はどうしてそんなことを思いついたんだろうと考えてみました。
以下の2つがきっかけとしてありそう。

  1. 蛇の性質から
  2. 石化した人から

まず蛇の性質というのは、毒蛇にかまれて体が動かなくなるということ。蛇の毒によって噛まれた身体の部分が動かなくなったり死んでしまうことは現実にあって、噛まれた場所の感覚が無くなりまるで石にでもなったかのように感じるといったことからの連想で、蛇の力を持つメデューサを考え付いたのではないか。
蛇の力といえば、蛇ににらまれた蛙といったことわざがあり、英語でも Frog that was started in snake. という表現があり、おそらくはラテン語ギリシャ語の時代にも似たような言葉はあったのではないか。そしてそういう言葉が出来たということは、蛇が蛙などの小動物の動きを止める力があるということは信じられていたということでもあります。こちらの方が目の力で石化させるメデューサの力に近いかも。


もうひとつはまるで不思議な力で石にされたかのような人が見つかっていたことから、人を石にする怪物を連想したのではないかということです。火山灰に埋もれた街などが見つかることはあるようですが、そういった場所で見つかる人はまるで石になったかのように固まっていることがあるようです。そういった石になったような人を見つけたときに、不思議な力で石にされたと考えても不思議はないのではないでしょうか。旧約聖書の塩の柱になった人というのも似たような何かを見ての連想で、聖書だと神の力で塩にされたと考えて、ギリシャ神話ではメデューサの力で石になったと想像したのではないでしょうか。
そういえば蛇を邪悪な者とする考え方も聖書とギリシャ神話で共通しています。


メデューサにはエウリュアレーとステンノーという2人の姉がいたとされていて、この姉もメデューサと同じ蛇の頭と石化の力を持っていて、さらに不死でもあったようです。三姉妹のうちでメデューサだけが不死ではなかったためにペルセウスに倒されてしまうので、三姉妹のうち最弱だったとも言えるわけですが、知名度としてはメデューサが一番なのは面白いところです。
ペルセウスは倒したメデューサの首を自分の盾に取り付けて、石化の力を使えるようになりました。アンドロメダを助けるときにその力を使ってるのですが、死んだ後も石化の力は残っているというのも不思議なところです。そして力のオンオフはどうやっているのか。うまくコントロールできないと、すれ違う人を間違って石にしてしまうなんてこともありそう。