Log of ROYGB

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放射線とガン

放射線とガンに関連した2つの話題です。
1つ目は、NHKスペシャルの「調査報告・劣化ウラン弾〜米軍関係者の告発〜」です。http://www.nhk.or.jp/special/onair/060806.htmlで簡単な内容が紹介されています。
毎日新聞http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/news/20060806ddm018200174000c.htmlでも紹介されていました。以下に一部引用します。

視聴室:NHKスペシャル 調査報告・劣化ウラン弾
 ◆NHKスペシャル 調査報告・劣化ウラン弾(NHK=後9・0)

 ◇米兵や研究者ら危険性指摘

 米国がかたくなに否定する劣化ウラン弾健康被害について、米兵や米国の研究者らの証言を丹念に集めたドキュメンタリー。広島放送局制作。


2つ目は、やはり毎日新聞http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060807ddm013100184000c.htmlに書かれていた、放射線を使ったガンの治療に関して。一部を引用します。

放射線治療:米国に遅れる日本の治療−−米テキサス大・コマキ教授に聞く
 ◇がん患者の4人に1人

 6月に成立した「がん対策基本法」で、放射線治療の専門家を養成する必要性が盛り込まれた。放射線治療は手術よりも体の負担が少なく、臓器の機能を保つことができるため、高齢化が進む日本で広がることが期待されている。ところが、厚生労働省研究班の調査によると、放射線治療を受ける日本の新規がん患者は4人に1人で、米国の3人に2人を大幅に下回る。広島県出身で、米国で30年以上医療に従事する米テキサス大MDアンダーソンがんセンター放射線腫瘍(しゅよう)科のリツコ・コマキ教授(63)に、日米のがん治療の違いを聞いた。【聞き手・永山悦子】

(略)

−−日本で、放射線治療が広がらない理由は。

 日本人には、放射線に対する恐れが残っているのだと思います。放射線が正確にがんに当たれば根治も可能です。患者への負担が小さい放射線治療は、もっと広がるはずです。手術で摘出するだけが、がんの治療法ではないのです。放射線科医だけでなく、サポートする専門家を増やし、手術重視の「常識」を変えるべきです。医師も、自分の成果のためではなく、患者を第一に考えた治療方法を選択することが大切です。

毎日新聞 2006年8月7日 東京朝刊