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反社会的な内容のマンガを書くと微罪で逮捕されるかもしれない

デスノート」の作者がつかまったというニュースを見て、陰謀論が出てくるんじゃないかと思ったのですが、少し探して見つからなかったので自分で書いてみます。


以下は想像に基づいたフィクションです。
まあこんなことはわざわざ書かなくてもいいかもしれないのですが、もしこれを読んだ警察関係者が不快に思って微罪で逮捕されたら困るので…


デスノート」というのは、マンガのタイトルでもあり、そこに名前を書かれた人が死ぬというノートのことでもあります。このノートを使って、主人公のライトは犯罪者を抹殺し、そのことをみんなが知る事により犯罪の起こらない新しい世界を創造しようとします。
この話の中で、警察の描かれ方は好ましいものではありません。夜神総一郎をはじめとする主要な登場人物の警察官は、命の危険もかえりみずに、自分の信じる正義の為に行動します。しかし、他のほとんどの警察はそうではありません。
また、隠しカメラなどをつかった違法な捜査も行われます。それに犯人のライトは警察官の息子だし、後半で自分も警察官になります。つまり警察官が犯人なのです。
テレビ局でのエピソードなどで、集団としての警察の見せ場というのもありますが、これもうがった見方をすれば法律を守る為、市民の平和を守る為ではなく、自分たちの仲間を守るために行動したともとれます。
現実の警察の関係者が「デスノート」というマンガの内容に不快感を抱いたとしても不思議はありません。また、犯罪者を私的に裁くという反社会的な考え方が一般に蔓延することも好ましくないと判断することも充分考えられます。

だからといって、まさかマンガの中の登場人物を逮捕することはできません。でもマンガの作者ならできます。
これが、今回の「デスノート」作者が微罪で逮捕されたことの背後にあることではないでしょうか。
今回逮捕された作画担当でなく、内容の担当者の方が見せしめとして逮捕するにはふさわしいような気がします。何故そうしなかったのかは確実にはわかりませんが、警察の力をもってしても正体がつかめなかったとか、それともどちらもマークされていて早く捕まえられる方を捕まえただけかもしれません。今というタイミングも狙ったものか定かではないですが、映画の次回作やアニメ化を控えた時期ということを考えると、何らかの意図がある可能性は高いのではないでしょうか。つまり、映画やアニメの製作者に対する警察からのメッセージです。


これらは全くのフィクションであることを繰り返しておきます。だからもしかして映画やアニメの中に、ライトが職務質問をうけるシーンが出てきたり、その時にたまたま持っていたナイフのせいで逮捕されたとしても何の問題も無い。かもしれません。



ニュース記事へのリンク

ライトのせいで…「デスノート」作者、小畑健容疑者逮捕
デスノート:作画の小畑健容疑者、銃刀法違反容疑で逮捕