愛国心について。具体的には、昨日みたＮＨＫクローズアップ現代「“愛国心”って何ですか」に関してです。
いわゆる「愛国心」というのは「愛日本心」のことなんだなと感じました。まあ学校の授業で「国語」といったら日本語を学ぶのだし、不思議はないのかもしれませんが。
そう感じたきっかけは、番組で紹介されたいた愛国心を教える授業に登場した外国人の「スージーちゃん」は、日本が好きなのかもしれないが愛国心は無いなぁと思ったからです。自分の国には四季がないが、日本には四季がありすばらしいというのは単なる外国かぶれとも言えます。もちろん、自分が訪れた外国の良さや、自分の国との違いに目を向けることはあってもいいと思います。
また、単純な見た目の良さだけを授業で使っていたのも気になりました。富士山の写真などを使っていましたが、富士山に登って死ぬ人は毎年でています。江戸時代には噴火もしました。それに四季はすばらしいだけでなく、豪雪地帯での雪や、梅雨の長雨や台風による土砂災害などいろいろな問題も発生させているのです。だから、きれいだから素晴らしいなどと単純に教えることは問題があると思います。
もう一つの箸を使った授業でも気になることがあります。箸が日本の伝統文化なのは間違いありませんが、日本独自のものではありません。おそらく最初は、現在の中国がある地域から伝わったと考えられます。箸を使っている国でも、中国や韓国、それに台湾があるし、北朝鮮もそうでしょう。そして、同じ箸を使う国でも、箸のマナーは違っていたりします。だから、日本での箸のマナーが必ずしも普遍的なものではないということです。
