「ジョン平とぼくと」の続編「ジョン平と去っていった猫」に関して。今回もあまりストーリーにはふれないようにしようと思います。
この世界では魔法が存在することで科学技術の発達が少し遅れているような感じを受けます。まあ別の世界の話なので、時代が同じで技術が遅れているのではなくて少し過去なのだという解釈もできますが。
具体的に、現在のこの世界との違いとしては「電話」があります。主人公の重が電話するシーンが何回かありますが、公衆電話を使っています。重だけでなく、業務上の理由などで携帯電話を所持していてしかるべき登場人物も持っていません。これは、携帯電話が実用化されていないからではないでしょうか。
他にも、コンピュータの類が少なくとも個人にはあまり普及していないことや、気象衛星などが無いであろうことから宇宙関係の技術もそれほと進んでいないであろうことがおぼろげに予想されます。
- 作者: 大西科学,銀八
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 文庫
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リンゴ、雲、みずすまし