Log of ROYGB

はてなダイアリーが廃止されるので、引っ越しました。

入札

はてなブックマークで紹介されていたニュースでhttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080301/plc0803012316006-n1.htmの『「宅配業者メール便を使いました」 ゆうちょ銀行の郵便局への文書送付 - MSN産経ニュース』に関して。

 日本郵政グループのゆうちょ銀行が、全国の郵便局に文書を送付する際、グループ企業のライバルである宅配便業者のメール便(約2万4000通)を利用していたことが1日、わかった。グループ企業の郵便事業会社を利用しなかったことに対して、全国の郵便局から批判の声が上がっている。個別企業の利益追求優先の動きに、分社化半年を前に早くも、グループ内にほころびが出始めているようだ。

 ゆうちょ銀行が、文書を発送したのは、今年2月中旬。社員研修用のテキストを、グループのライバル会社であるヤマト運輸クロネコメール便で、全国約2万4000の郵便局に発送した。

 ゆうちょ銀行によると、発送する文書の数が大量だったことや、あて名の記載や文書の管理を一貫して行えることなどを条件に、一般競争入札を行ったところ、ヤマト運輸が落札したという。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080301/plc0803012316006-n1.htm

これ今までならば郵便業務ということで無料で送れたような気がします。でもグループの経営を考えるのだったら、今でも無料でもいいのかもしれません。それだと郵便事業会社が損をして、ゆうちょ銀行が得をするのですがグループとして考えれば問題はないのかも。
ニュースではいろんな人のコメントを紹介していますが、落札したヤマト運輸や落札できなかった郵便事業会社のコメントも読みたいなと思いました。

ところで民間企業でも入札というのが少し不思議に感じました。単なる合い見積もりとは違う手続きなんでしょうか。最近見たこんなニュースでは、入札という言葉は使われていません。

 関係者によると、2社は2005年ごろから、任天堂との見積もり合わせに際し、互いの見積もり価格をすり合わせていた疑いが持たれている。
 任天堂は04年にDSを、06年にDS Liteを発売開始。液晶パネルは04年にはシャープからのみの納入だったが、05年ごろから日立ディスプレイズが加わり、任天堂は2社に対し見積もり合わせをした上で発注していた。
 任天堂と2社は四半期ごとに価格の見直しを行っており、見直しのたびに価格が下落する傾向にあった。このため2社は、価格下落を食い止めようとしたとみられるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080228-00000057-jij-soci


(5日追記)
関連するニュースがあったので追加します。

 日本郵政(JP)グループのゆうちょ銀行が2月に全国の郵便局向けに冊子を送った際、ライバルのヤマト運輸メール便を使っていたことがわかり、グループ内でやり玉に挙がっている。ゆうちょ銀は郵便事業会社に打診したが条件が折り合わなかった。受け取った局員からは批判の声がわき上がり、西川善文JP社長は全郵便局長に「極めて遺憾」「動揺しないよう」などとする文書を配布した。

 ゆうちょ銀が送ったのは預金保険機構の制度を知らせる冊子。民営化で機構に入ったため全国約2万4000の各局に送る必要があった。事前に郵便会社に、あて名作成や配送の話を持ち込んだが、「繁雑な作業」と難色を示された。やむなく一般競争入札にかけるとヤマト運輸が落札した。数百万円だった模様だ。

 郵便会社側は、入札があったことを知らなかったとするが、ある幹部は「受注できると思い込み、ゆうちょ銀との連絡が不十分だった」と認める。

http://www.asahi.com/business/update/0303/TKY200803030552.html


入札の詳細については、もっと知りたいと思いました。どうやって告示されたのかや、ヤマト運輸以外にも入札に参加した企業がいたかなどです。あとは今回JP社長の配布した文章は、どうやって配布されたのかなどです。社内もしくはグループ間で文章を配布する仕組みがあれば、ゆうちょ銀行の冊子もそれを利用すればよかったと思うからです。