サバイバルナイフというと映画「ランボー」を連想します。主人公のランボーに感情移入して映画を見ると、彼をいきなり逮捕する保安官はひどい奴ですが、保安官の立場から考えることもできます。怪しいよそ者の男をいったんは拘束するものの、取り逃がしてしまう。町の安全と平和を守る為に、保安官は危険を顧みずに戦う。逃げ出したランボーの行動から考えれば、あらかじめ身柄を拘束した保安官の先見の明を褒めても良いくらいです。ランボーを逃がしさえしなければ、映画の後半の事件は阻止できたからです。
その目的は正しいとしても手段の非正当性で保安官の行動を非難することは可能ですが、同様の非難は続編でのランボーに対しても可能です。
山狩りに行った男の立場で家族を守るために頑張るという視点や、それを家で心配する妻や子供の視点でも考えられるでしょう。自分の住んでいる街にランボーみたいな男がやってきたら、それを歓迎しない人は多そうです。そして警察が拘束することを望む人も。
