兼業主夫

主婦は二種類に分けられる。専業主婦と兼業主婦だ。これは農家が専業農家と兼業農家に分けられるのと似ている。
主婦に対して主夫ということばもある。主婦の業務とされることを夫が行っている場合に主夫と呼ばれるようだ。
主婦も主夫も結婚もしくは類似の状態にないと呼ばれないようだ。主婦と同じ仕事を、一人暮らしの女性が行っても主婦ではないし、一人暮らしの男性の場合も主夫とは呼ばれない。

一般的に主夫と言えば専業主夫だと思っていたが、兼業主夫という言葉も存在するようだ。もちろん理屈の上では、兼業主婦と同様に兼業主夫が存在してもおかしくはない。夫婦で働いていて同じように家事を負担していた場合、妻が兼業主婦ならば夫は兼業主夫となるはずだ。この分担割合を変えていったらどうなるだろうか。
家事をまったくやらない夫というのも世の中には存在するだろうが、少しはやる方が多数派だろう。少しでも家事を行うのならば主夫と呼んでもよいのだろうか。それとも、何らかの基準を満たさなければ主夫とは呼べないのだろうか。
逆に、妻の家事分担の割合をどんどん少なくしていったら、どこで主婦でなくなるだろうか。