Log of ROYGB

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大多数が余裕を持って暮らせる豊かな社会の経済学

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070204/p1の『山形浩生 の「経済のトリセツ」  Supported by WindowsLiveJournal - ゴッドランドの経済学』に関して。

でも……そしたら生産性が高いはずの人たちが、余計な仕事をしなきゃいけない。生産性の高い人たちだって、おいしいコーヒーが飲みたくない? 一部のプログラマはスタバなしでは生きていけないとか言ってるよ? まあぼくが(ゴッドランドに入れていただけるとして)かわりにコーヒーいれてあげてもいい。でもその分、ぼくの本来の仕事はできなくなるよ。資料を届けるのに生産性の高い高潔な特殊部隊の軍人たちがいちいち直接出向いてたら無駄でしょ。結局そんなことをしてると、生産性が高いはずの人たちの生産性も下がっちゃうのだ。するとゴッドランドも思ったほど生産性は高くならないかもしれないぞ。

この辺を読んで、http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061231/1167563326の「大多数が高給取りになれる豊かな社会の作り方」を連想しました。

大戸屋も、店内は、間接照明で、花が飾られ、静かに音楽が流れていて、シックな机と椅子で食事できるが、

注文は、テーブルに備え付けられたタッチパネルから注文する。

決済は、ICカードをかざして、電子マネーで支払い、レシートも電子的なものを、ICカードの中に入れてもらう。

食事ができたら、それとなくパネルが点滅し、鳥の鳴き声で知らせてくれるので、できた食事を、

調理室の受け渡し口のところまで、自分で取りに行く。

また、食べ終わったら、自分で返却する。

店舗オペレーションをする人数が、とにかく少ない


両方を読み比べると面白いと思いました。生産性の高い人による社会に関して、否定的にとらえているものと肯定的にとらえているもので似たような状況を設定しています。

他に関連がありそうなものとして、http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20070131/260144/の『「使えない人間」などいない:ITpro』も思い浮かびました。これらの記事の、個別の共通点や相違点についてとりあげて分析したり、全体的な方向の差がどこから来ているのかなどをうまくまとめて記事にすることができたら多くの人の興味を引くものになるのでしょうが、そういうことは生産性の高い人達におまかせすることにします。