はてなブックマークで紹介されていたhttp://d.hatena.ne.jp/sivad/20071225#p1の『「世の中は変えられないから自分が変わる」という人は自分で檻を作って自分で檻に入っている 』に関して
自分(達)の力でシステムに関与しようとせず、ただ強い流れに乗り流されることを是とするならば、それは皆「自分で作った檻に自ら入る」ことだというべきではないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/sivad/20071225#p1
かといって暴力革命やテロによってシステムを変えるというのには賛成できないよなあと思ったり。そうではなく正当な手段で改革を試みればといっても、その手段の「正当」というのを規定するのは今あるシステムだから…。
自分でつくった檻というのから連想したのが孔子の次の言葉です。
吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。七十にして心の欲する所に従いて、矩(のり)を踰(こ)えず。
http://ja.wikiquote.org/wiki/%E5%AD%94%E5%AD%90
自分の意識というのも、自分から出ることができないという点では檻に入っているという風に考えることもできるかもしれません。しかし、この檻から出ることは可能なのでしょうか。
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