Log of ROYGB

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迷える子羊のために

http://anond.hatelabo.jp/20080209170247の「迷える電気羊のために」は、題名からすればP・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」なのだろうけど内容から連想したのはレスター・デル・レイ*1の「愛しのヘレン」です。有名な話なのだけど、読んだのはつい最近。だから余計に印象に残っていたのかも。
あと、ブックマークコメントに関して。

[robot]そのうち書くと思うけどアンドロイドに人格を入れる事は無いと思う。少なくともレンタル用の筐体には。人格というのは厄介なモノだから/スタンドアロンで判断し行動出来るだけの何かが有れば良い

http://b.hatena.ne.jp/ululun/20080209#bookmark-7426218


スタンドアロンで判断して行動出来るだけの何か”と言うことが出来る何かは、「人格」と呼ぶことも出来るかもと思いました。少なくともそこに人格を感じてしまう人はかなりの数いそうです。そんなところから連想したのはアシモフの「お気に召すことうけあい」という話。話の構成としては「愛しのヘレン」と似ていますが、現象に対する解釈は全く違います。



フランケンシュタインの子供 (角川文庫―角川ホラー文庫)

フランケンシュタインの子供 (角川文庫―角川ホラー文庫)


(追記)
http://anond.hatelabo.jp/20080209232911の「迷える電気羊のために 補足」によれば、もとネタがあったようです。もとになったマンガの題名も「迷える電気羊のために」というようです。

*1:下の「フランケンシュタインの子供」ではレイでなくリーと表記