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教員採用試験

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20080624/1214266499の「地方によって違うんですけどね - finalventの日記」で紹介されていたニュースでhttp://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000806230005にある『asahi.com「縁故」うわさ絶えず/県教委試験見直しへ-マイタウン大分』について。

教員採用を巡っては以前から「縁故採用」や「身内有利」といったうわさが絶えなかった。福岡市内の教員養成予備校の代表は「大分は九州の中でも不透明な採用が多かった」という。「成績が優秀なのに3、4回受験しても合格せず、一方で、成績が悪くても両親が教員だった生徒は一発で合格するケースもあった」と打ち明ける。

http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000806230005


収賄などの不正な手段が用いられるのは問題ですが、では成績によって機械的に合否を判定すればいいのかというとそれもちょっとどうかと思います。記事での成績というのは、おそらくペーパーテストでの成績のことだと思います。ペーパーテストの結果だけによって教員になれるかどうかが決まるとすると不正は出来にくくなるとは思いますが、それが教員の資質を判定するのに良いのかというと。
ペーパーテスト以外にも面接や模擬授業という試験もあるようですが、その場合はどうやって点数をつけるのかという部分で曖昧な点が残ります。

何年か前にフィギュアスケートの採点に不正があったとして問題になりました。その結果として採点方法が変更され、全体としての技術点や芸術点ではなくもっと細かな部分ごとに点をつけていく方法になりました。


能力的な部分以外でも、例えば記事に書かれているような贈収賄を行うような人は教師としての資質に問題があると思われますが、それを問題を起こす前に判別するのは難しいかなとも思いました。