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携帯電話充電のために駅構内のコンセントから３銭分の電気を盗んだとして、神奈川県警相模原署が女子大生（２０）を窃盗容疑で摘発した。
調べでは、８月１９日未明、ＪＲ相模原駅構内でコンセントに充電器を差し込み電気０．０１５ワット時を盗んだ疑いがある。通行人が１１０番。女子大生は友人と待ち合わせをしていたという。
警察官に事情を聴かれ、「悪いことだと分かりました」と反省。厳重注意し、通常の書類送検もしない「微罪処分」として処理した。署幹部は「３銭分でも盗みは盗みです」。
http://www.asahi.com/national/update/0910/TKY200809100213.html
警察の立場としては３銭だったら盗んでもいいよとは言えないでしょう。それを補強する意見として「割れ窓理論」などを持ち出すことも可能です。ささいなことを取り締まることによって、全体としての治安悪化を防ぐという考え方です。
その一方で微罪による取り締まりを問題視することもできます。ただし今回の記事によれば、事情を聴かれて厳重注意されただけなので、これをもって取締りの強化と言うのには少し無理があるでしょう。
あとトイレットペーパーでもトイレで使用するのは問題ないけれど、ロールを持ち出したら窃盗になるのかなといったことも考えました。最近のトイレで予備ロールが棚などに置いてあるのではなく、ホルダーの上に設置されている鍵のかかった箱に入っていて無くなったら自動で補給されるようになっているのは盗難対策かもしれません。
微小な金銭の損害ということからは、他人の銀行口座の利息から端数を自分の口座に移すという犯罪を連想しました。この場合は１件の金額は少なくても沢山あつめることで膨大な額を手にすることが出来ます。
レンズマンシリーズで宇宙服のバッテリーを充電するのに発電所に侵入するという話も思い出しました。惑星間を飛行したり光線銃のパワー源にも使われるバッテリーなので、技術レベルが違うとはいえ発電所に出力低下をもたらすほどの電力が充電に使われました。
