白燐と黄燐

白燐と黄燐は同じ物かという疑問があって調べてみました。黄燐というのは昔のマッチに使われていたことや、赤燐というのがあること位は知っていました。
硫黄の同素体のように、赤燐や黄燐、白燐も同素体なのだと予測していましたが、もう少し複雑でした。

白燐は純粋な燐で、他に黒燐という同素体があるようです。紫燐というのは、黄燐に鉛を加えて加熱すると得られるので鉛を含んでいるかも。
紫燐と白燐の混合物が赤燐になるようで、その赤燐で表面が覆われた白燐が黄燐ということのようです。
（参考wikipedia:リン）

少し前に硫黄の同素体であるゴム状硫黄の色が褐色なのは不純物によるもので、純粋に近い場合は黄色であるというニュースがあって「褐色の硫黄 」というエントリーを書きました。
燐の場合も同素体が何種類も存在して、不純物などにより色が変わるというのが硫黄と似ているなと思いました。