自己責任に関する話題を読むことが多いけれど、自己責任の有無の問題が援助の有無と連動していることも多いような気がする。でも自己責任かどうかと援助に関しては独立に考えることもできるかも。
援助はあった方がいいし、自己責任だと非難されたとしてもあったほうがいい。
山で遭難して、救助されたあとにストーブの前で温かい物を飲みながら説教されるか、雪洞でやっと繋がった携帯電話で「あなたの責任では全く無いですよ」と断言されて寒さで凍えているのかどちらを選ぶかといえば、救出されて説教をされる方ではないだろうか。
もちろん、救出されて説教もされない方が望ましいかもしれないけれど、助け出されるかどうかと説教されるかどうかという二つの問題があった場合に、説教の問題よりも救助の問題の方が重要。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるけれど、これも衣食と礼節という２つでは衣食が優先すべき課題であると解釈すれば、上の話と似ているかも。
