「○々で病気が治った！」などという体験談は、その○々に効果があることの証拠にはならないとする考え方を表明した文章を、インターネット上などで読むことがよくあります。
これは妥当な考え方だと思うのですが、そうすると、
「○々で問題が起こった！」という実例があったとして、それもまた一つの体験談に過ぎないのではないか、
ということも考えないといけないような気がします。
自分が否定したいものに対して「体験談は証拠にはならない」と主張して、自分の考えに沿った場合の体験談については自説の補強に使うのでは、悪しきダブルスタンダードになってしまいそうです。
