S from Science
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50674533.htmlにある「404 Blog Not Found宇宙は遠くになりにけり」に関して。
実際、Science Fictionほど、未来を描いているようでいて現在の影響をこれほど受ける分野も少ないかも知れない。嘘だと思ったらIsaac Asimovの作品を年代順に並べて読んでみるといい。出来れば邦訳ではなく原文で。初期の頃は単位はヤードポンド法で、登場人物は平気でタバコを吸っていた。
まあ、アメリカ人なら100年どころか1000年先までヤードポンド法を使っていても不思議は無いような気もしますが。たしかアシモフはエッセイの中でアメリカは貨幣の単位ではイギリスに習わないで十進法を採用するという合理的な判断をしたが、長さや重さではそうではないみたいなことも書いてます。(時間と宇宙について (ハヤカワ文庫 NF 23 アシモフの科学エッセイ 3)収録の「忘れちまえ!」)
過去のSFを読んで、技術的な面では計算尺を使っていたりすることや、社会的な面ではソ連が存在していたりするのに対して古さを感じることはあります。たしかクラークにソロバンが出てくる作品がありますが、これなんかはその必然性があります。
- 作者: アイザックアシモフ,石ノ森章太郎
- 出版社/メーカー: パーソナルメディア
- 発売日: 1988/12/01
- メディア: 大型本
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