デブに座席を譲るべきか

電車やバスなどのシルバーシートや優先席と呼ばれる席があります。この席の対象になるのはどんな人だろうということについて考えたら変な結論になってしまいました。
まず老人が対象に含まれるのはシルバーシートという名前からも明らかでしょう。それから身体障害者の一部も含まれると思われます。一部と書いたのは、例えば指が無い場合では座席に座る必然性が無いだろうということや、車椅子を使用している場合もあえて座席にすわる必要も無いだろうと考えたからです。その辺りを考慮して対象者を説明するならば、病気や怪我などによって車内で立っていることに困難をきたす人とでもなるでしょうか。この定義だと足を骨折したなどの一時的な怪我も含まれますが、優先席において優先される対象者の説明としては含まれていて問題ないでしょう。
それから妊婦も含まれると思われます。ここまでは特に問題ないでしょう。では、デブは優先席が想定する対象者に含まれるでしょうか。
最近は太っていることを病気もしくはその予備段階と考える説もあるようですが、太っているイコール病気かというとそんなことは無いでしょう。しかし、病気で無いという点では老人や妊婦もそうです。車内で立っていることに困難をきたすくらい太っている人の場合、体が不自由という意味では対象者に含まれるとも考えられます。
そうすると、優先席でもしくはそれ以外の席でも、体の不自由な障害者や老人、妊婦に席を譲るのと同じように、デブにたいしても席を譲るべきでしょうか。体の不自由な人に対して席を譲るべきだという原則にそって考えると、デブにも席を譲るべきとなりそうです。そうではないと考える場合は、どういった理由からになるのでしょうか。