Log of ROYGB

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耳と頁

パンの耳は、英語でも耳なのだろうかと思って辞書で調べると"crust"でした。
これは外皮というような意味からきているようです。ちなみにパンの中身の部分は"crumb"で、パン粉という意味もあるようです。
そうすると、「パンの耳」という場合の耳はどこからきているのだろうとこれまた辞書を引くと耳には織物や紙の縁の部分という意味があり、パンの耳もこれと同類のようです。
紙については知りませんが、布の耳というのは聞いたことがあります。布を織ったときの端の部分がほつれないような処理がされていることがあって、この部分が耳だと教わりました。


本の頁のページは、英語でも"page"です。英語が単なる外来語としてだけではなく漢字の読みとしても定着しているのはかなり珍しいことではないかと思います。他には長さのメートルを米と書くのもありますが、あまり使われてはいないかも。外国の名前を、英、米、仏、独など漢字で表すのは、わりと使われているかも。
頁岩*1という岩があって、薄くはげる性質があるようです。薄くはげるのが、本のページに似ているからそういう名前になったのでしょうか。
頁岩の頁は、英語でもページなのだろうかと思って調べると"shale"でした。

*1:読みは「けつがん」