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鶴亀算

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0227/297955.htmの「数学?の問題 趣味・教育・教養 発言小町 大手小町 YOMIURI ONLINE(読売新聞)」に関して。

「1円玉、10円玉、50円玉、あわせて100枚で500円あります。
それぞれ何枚でしょう?」という問題がありました。

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0227/297955.htm


数学的な手法を使った解答はすでに書かれているので、算数的なやり方で試してみます。

算数的な鶴亀算の解き方では、最初にすべてが鶴*1であったとして足の数を計算し、不足する足の分だけ鶴を減らして亀を増やしていきます。

3種類の場合も同様に出来るはずです。

まず100枚全てが1円玉だったとして、合計金額を計算します。

1×100=100で100円なので、400円不足します。

不足する金額を10円玉を増やして解消します。1枚の1円玉を10円玉に代えると、差額の9円分だけ金額が増えます。
400÷9=44 あまり4
ですが、1円玉の枚数が10枚単位であることは明らか*2なので、とりあえず40枚を10円に代えます。1円玉は60枚です。
この場合の合計金額は、
1×60+10×40=460
なので460円です。
あと40円が不足しています。
1枚の10円玉と50円玉を交換すると、差額の40円が増えます。これで500円です。
つまり。
 1円玉が60枚。
10円玉が39枚。
50円玉が 1枚。
という答えが求まります。

1円玉の枚数が10枚単位であることに気がつけば、算数的な手法でもそれほど面倒な計算にならずにすむのではないでしょうか。
ただし、この問題は解が1つになるように工夫されているのだと思います。

1円玉、10円玉、100円玉が合わせて100枚で、合計金額が550円のような場合だと、解が1つになりません。

*1:亀の場合のやり方もある。

*2:1円単位の端数が合った場合は、合計にも端数がでるはずだから。